概要
『1・2の三四郎 2:1・2の三四郎2』とは、小林まことのプロレス漫画である。
「週刊ヤングマガジン」で連載された。
『1・2の三四郎 :1・2の三四郎』の続編となり、主人公:東三四郎がプロレスラーとして、プロレス業界で活躍する物語である。
『柔道部物語』の経験と、プロレスファンである小林まことの見識から、連載当時のプロレス業界の様子やプロレス技の描写などがリアルに描かれている。
また、「漫画作品の続編もの」としての先駆的作品でもあり、本作の成功により、数多くの続編やリメイク作品が制作されるようになった。
あらすじ
海外での3年間の武者修行を終えて帰国した「東三四郎」であったが、所属していた新東プロが倒産してしまっていた。
それから2年後、三四郎は、妻である東志乃(北条志乃)との新婚生活を満喫しながら、ファミレスの雇われ店長となっていた。
そこへ、かつてのライバルであった五頭信がやってくる。
五頭は三四郎を、自分が新しく立ち上げるプロレス団体へと勧誘するが、三四郎はすげなく断ってしまう。
断ったものの、気になった三四郎は、五頭の新団体の旗揚げ戦を観に行くが、そこで目にしたのは、衰えてしまった五頭の不甲斐ない姿であった。
そして三四郎は、新東プロ崩壊後の五頭の顛末と、総合格闘技系プロレスの新進気鋭の存在となった赤城欣市との因縁を聞かされる。
五頭の自殺未遂騒動を機に集まった、かつての「桜軍団」、三四郎、志乃、西上馬之助、成海頁二たちは、
赤城欣市から「プロレスを否定する」挑発を受け、「闘魂」を再燃。
五頭の新団体「ドリーム・チーム」に加入し、「打倒・赤城」を目標として、日本プロレス界で暴れまくる。