はじめに![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
四壊衆について説明する前に、ストーリー本編より過去の出来事について説明します。
飛行島の冒険家たちの住む世界に割れた空から見えた世界の一つ、退廃の世界とストーリー上は述べられている世界では、遥か昔に<神>と呼ばれひたすらに破壊の限りを尽くす絶対的な<摂理>に支配されていた。だが、その暴虐を終わらせるため、ある一人の女性の<英雄>が立ち上がり、死闘の末その破壊の神を打ち倒した。
しかし、討たれた神は今際の際に二つの<大いなる災い>をその世界にもたらした。
一つは<ケガレ>。無尽蔵に増殖し、眼前に群がる生命を殺し尽くす獣。戦闘力は一般的な魔物と同じため、普通であれば対して問題なかったはずだった。
もう一つは<新たな摂理(ルール)>。それは、『(ケガレに限らず)どんな生命をも壊した者は呪われ、その身をケガレに変える』というものだった。
この二つの災いによって、神に勝つことができたこの世界の人類は、結局は滅びの運命をたどることになってしまった。
そこで古代魔導士たちは、神と渡り合い呪いすら跳ね除ける強靭な戦士を再現するため、再起不能となっていた上記の<英雄>の身体を、(おそらく)本人の了承も得ず無理矢理魔導術を用いて徹底的に解析・干渉し、彼女の複製体(コピー)を量産。同時に、残された<神の亡骸>から四つに砕けて摘出された因子を複製体に移植し、神の権能も同時に掌握しようと試みた。
当然、権能に適合できる複製体は簡単には現れず、失敗した複製体は大半が死亡。そうして幾度と試行錯誤を繰り返し、膨大な犠牲を積み上げ、ついに四体の複合体(ハイブリッド)が完成した。それが<四壊衆>である。
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
<破壊の神>を打ち倒した<英雄>の複製体(コピー)のうち、既定の能力と因子に適合できた者が、因子を受け継ぐことで成ることができる守護者。本来、生命を破壊すると呪われケガレと化してしまう世界において、呪いを跳ね除ける<英雄>の強靭な肉体を持つと同時に、<破壊の神>の因子由来の強力な権能を扱うことができる、退廃した世界における唯一の希望。ケガレによって後退させられた人類の居住区を広げ、増加するケガレの侵攻を抑制するために永い時をかけ世界を四つの階層に区切り、それぞれの階層をそれぞれの四壊衆が指揮している。
少し前まで四壊衆は互いの階層に関わり合うこともなく、永らく不可侵・不干渉を保ってきたが、空に異変が起きて間もないある日、四壊衆の頭に<声>が聞こえた。
『時は来たれり。
我が権能を与えられし<四壊衆(きさまら)>は、
これより互いに殺し合い、
奪い合う定めにある』
『その果てに、
全ての権能を手中にした勝者こそ――
<神(われ)>へと成り代わり、
再び世に君臨せよ』――
このメッセージを受けた<熱壊>のエルテアは他階層への干渉を開始し、現在四壊衆は対立しあっている状況にある。
<天仙宮>![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
切り分けられた四つの階層のさらに上に存在する不可侵の神域。
四壊衆はあくまで人間の複製体であり、永遠の命は持たない。そのため、死した後にその因子を受け継ぎ、四壊衆になる複製体を育成し続けている。打ち倒された<破壊の神>の亡骸もそこの座に安置されており、ケガレはもちろん元々そこで育っていた四壊衆すらも入ることは許されていない。
一覧![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
元は同じ人物から生まれた存在であるため、一様に似た容姿を持ち、声も同じになっている。
第弌界梯<裂壊>:アステリア![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
黒い長髪と目隠しが特徴的な女性。第四層の指揮者。
秩序と平穏を重んずる規律正しい女性……に見えるが、自分の身の回りのことが全くできないダメダメな生活能力に加え、信じられないほどクッッッソダサいTシャツを好んで使おうとするセンスをしており、部下からは『だらしない』印象を持たれている。
第弌界梯<裂壊>という、四壊衆の権能の中でも特に戦闘に特化した権能を与えられており、そのクッッッソダサいセンスからは想像もできないほど高い戦闘力を有している。<破壊>という現象の中でも切り裂くことに特化した権能であり、本人の剣術も相まってトップクラスの戦闘能力を見せる。
第弐界梯<熱壊>:エルテア![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
単眼の巨大な<外殻>を身にまとい、容姿や性別が分からない戦士。第三層の指揮者。
緩やかに崩壊に向かい続けるこの世界をぶち壊し、神になるために他階層の四壊衆に攻撃を仕掛け始めている。探求心が強く、独自の魔導術の開発だけにとどまらず、空の彼方から来た冒険家たちをも実験のため捕らえようと迫る。
第弐界梯<熱壊>を持つ。"熱"とある通り超高温を操作することができ、その熱を動力として上記の外殻を操作。同時に独自の魔導術も用いて相手を蹂躙する。
第参界梯<穿壊>:イレトゥーサ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
青髪のポニーテールが特徴の女性。第二層の指揮者。
自由奔放で軽薄な物腰をしており、腹の底がわからない快楽主義者。気に入った人物に(性別関わらず)プロポーズし、現在は伴侶が200人くらいいる。
第参界梯<穿壊>の力を継承しており、対象を貫き穿つ強力な能力を扱う。かなり離れた箇所から一点突破で敵を貫くこともできれば、複数の杭で大量の敵を串刺しに穿つこともできるなど、意外と器用な能力。
第肆界梯<蝕壊>:ヘスティ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
オレンジの長髪が特徴の青年。第一層の指揮者。
物腰が柔らかく、第一層の住人や警邏の仲間たちからの人望は非常に厚い。ただし子供と動物からはナメられがち。
第肆界梯<蝕壊>の力を有しており、傷つけた対象のダメージを浸蝕し、重症化させることができる。また、その能力を応用して、他者に自身の頭の中の映像を見せたりすることができる。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- 退廃した世界に登場するすべての戦士たちは、元は同じ人物から生まれた複製体であるため、四壊衆及び本ストーリーで初登場した新キャラクターのCVはすべて安済知佳氏が担当している。総勢7キャラクターを一人でである。すごいね