プロフィール
概要
FUKUOKA-4th出身の黒髪の少女。伝説のセブンスシスターズ「七咲ニコル」に非常によく似た声を持つAXiSのリーダー。
物言いは強く、性格は沈着冷静、時に不敵な笑みを浮かべ、777☆SISTERSに相対する。
過去はすべて謎に包まれている。
EPISODE 4.0にて突如登場した謎のアイドルであり、AXISのリーダー的存在。AXISそのものがセブンスと同じ声をもつというコンセプトを持っており、彼女は七咲ニコルと声が似ている。
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ネロの目的
これより先、『EPISODE 4.0』以降のネタバレを含みます
ネロには姉がおり、その姉はかつてアイドルグループの一員として活動していた。
だが、セブンスストライクから始まったセブンスシスターズの台頭によってグループはファンを失い解散、姉はそのショックにより精神的に疲弊していってしまう。
そんな姉をネロは気遣おうとしたが、彼女の声はセブンスのリーダーであるニコルと同じ声をもつというのが災いして、姉は逃げ道を失い、現実を現実と認識できず、妹のネロの記憶すらなくなってしまう程の精神病を患い入院してしまう。
つまり、ネロにとってはセブンスシスターズのみならず、そのリーダーであり同じ声の持ち主の七咲ニコル、そんなセブンスを支持する移り気の多いTokyo-7thの大衆、ひいてはアイドル産業、その全てが最愛の姉を奪った憎悪の対象だったのである。
そして成長した彼女は「現在のアイドル界の頂点である777☆SISTERS(以後777☆Sと表記)を自ら率いたグループで頂点から引きずり降ろして解散させた上で、かつてのセブンスシスターズ同様、頂点となった自グループも解散させ、頂点を消し去ることで信用を地に落とし、偶像(アイドル)の世界を終わらせる」ことを決意する。
そこで、「セブンス復活プロジェクト」と称してまずプロデュース役となるDr.ENDにこの話をもちかけ、その後たった一人で日本各地を回り、セブンスと同じ声の人間を集めてアイドルとして鍛え上げ、その圧倒的なセンスで楽曲制作・衣装のプロデュースといった演出までも手掛けた上で、777☆SISTERSの失脚のシナリオを「計画書」としてまとめ上げた。
要するに『EPISODE 4.0』で起きた出来事の全ての元凶である。
ただ同じ声の人間が必要だっただけで、AXiSのメンバーに対する仲間意識は毛頭なく(これは他のメンバーにも言えるが)、駒としてしか考えていない。実際、AXISを並び替えるとA-SIX(ただの6人)となる。
ネロの描いたシナリオはほぼほぼ完璧に進み、Tokyo-7thの大衆は777☆SからAXiSに移っていった。
かつて姉が経験した事が、777☆Sにのしかかっていく。
そして777☆Sとの対決ライブで負けた方が解散するという条件で全ての決着を付けようとする。もちろん、これは777☆Sを解散させるためであり、ネロにとってはそこからのAXIS解散までが計画だった。
事前にあらゆる可能性を検討し、4UやKARAKURIの乱入も察知して対策しており、AXiS内の不和こそあったものの、妨害工作も働かせることでネロの勝利はほぼ確実といっても良いものであった。
しかし、1つの誤算が完璧に思えた計画を狂わせる。
春日部ハルの言葉に感応するかのように、会場を青く染め上げたペンライトの光。
かつて自分の姉を見放し、今回も同じように777☆Sを見放していたはずの大衆のこの行動をネロは予測していなかった。
この光が航空灯の役割を果たし、4UとKARAKURIの乱入を可能にしてしまう。
その乱入の結果、妨害していた演奏と照明が復活、777☆Sはフルパフォーマンスに近い状態でライブを披露し、AXiSに勝利する。
偶像ではない、本物の「アイドル」。
姉が、そして自分が目指した本物を、ネロはハルに見出した。
ただ、勝者を作るつもりは、彼女にはなかった。
最後の手段として、ネロはライブステージから転落し、それを炎上騒ぎにして全てを終わらせようとする。
しかし、転落した彼女を救ったのは、自分の駒としか考えていなかった比嘉アグリ、そして本物と認めたハルと、憎悪の対象でしかなかった六咲コニーであった。
その後ネロはアイドルをやめ、姉の元に戻る。
ふと、姉に呼び掛けたネロに対し、姉が彼女の名を呼び返すところで話は締めくくられる...