※ネタバレ注意
人物
本項目は『カッコウの許嫁』のアニメ未放送・単行本収録のネタバレが含まれています
CV:島田愛野(幼少期)
天野宗一郎と天野律子の真の長男。本作ヒロインの一人天野エリカの義兄にして、主人公海野凪の実の兄にあたる。そして、エリカがSNSを通して探していた人物の正体でもある。
つまり、凪は本来天野家の次男として生まれていると同時に、エリカは取り違えが発覚するまでは妹として生活していた。
現在はどういう訳か行方を眩ましており、父の宗一郎からは息子は凪しかいないことになっており、当初は宗一郎もエリカも凪には彼の存在を教えていなかった。
容姿は凪の実兄だけに彼にそっくりで、エリカ自身も凪と初めて対面した時は一瞬彼と思ったほどで、さらには凪に似て真面目でエリカよりは勉強も出来ていた。ただし、昔の母親同様に写真で無表情なことが多い凪よりは表情があり、テレビゲーム好きという部分も凪とは対照的だったりする。
性格も、エリカに対してちょっと意地悪な面を見せるなどサディストな所もある。しかし根は優しくエリカにとって良い兄であり、彼女自身も心から敬愛している。
年齢はエリカ曰く「5つ上」との事なので、現時点では21歳。
行方不明になった時期は不明だが、天野家においていない者として扱われている事からエリカの記憶が曖昧であるだろう幼い頃、つまり失踪したのは10代前半の時である可能性が高い。
彼を「いない」者扱いしている父の宗一郎であるが、凪が実兄の存在を知るきっかけとなる子細工をしたのも宗一郎である。
関連タグ
闇王ギル:宗助同様、とある家族の真の長男で、ある理由により存在を消された繋がり。
ここから先は、原作135話以降における更なる重大なネタバレの為、コミックス派の方は観覧要注意
凪とエリカがとある理由で沖縄まで行っていた頃、謎の青年が幸の前に現れる…。
「お兄の…"お兄"さ…」
彼は幸に対して自分を「お兄(凪)のお兄…」と説明する。
そう、彼こそが凪とエリカが、探していた2人の兄、天野宗助であった。
彼は、とある目的のために日本に戻ってきており、幸にすべてを話した後、自分と会った事を秘密にしてもらっていた。
しかし、罪悪感から幸は凪とエリカに自分と会った事を話してしまうが、宗助にとっては想定内と見ていた模様。
また、上記の台詞から実弟である凪の存在、つまりエリカと凪が取り違えられた子供という事も既に知っている様子である。
そして、彼が現れた目的…それは…
「天野家を潰す」
彼の言う天野家とは、自分の家そのものなのか、父親である宗一郎への宣戦布告を意味しているのか、その理由は現時点では定かではない…。