概要
月刊コミックアライブで2023年2月号から連載されている漫画作品。
作者はRAN(pixivアカウント)。
本編時点で性的な要素がかなり強い作品で、更に連載中ながら作者自らが各種ファンサイトにR-18版を投稿している。
単行本はKADOKAWAのMFコミックス アライブ+シリーズから発売されている。
2024年10月時点で既刊3巻。
あらすじ
死後の世界である天界・エリュシオンにて、闘争を求める神々によって「神闘大会」(ラグナロク)が始まろうとしていた。しかし、神々がそのままぶつかり合えばその力の余波によって人間界が崩壊してしまう。
代案として閻魔大王たち中立支部が提案したのは、人間界の囚人の魂を代理戦士として戦わせる「罪囚の神闘会」(コロセウム・ヴァラノワル)であった。
そして、第23世界の地球で命を落とした囚人ヒナタミライがエリュシオンへと召喚される。
彼女に与えられた使命はこの闘いを見届けることである。たとえそれがどんなに残酷なものであっても。
登場キャラクター
- 地鳥ひなたみらい
主人公。17歳の女子高生。23番世界の地球で命を落とした、33番の囚人。
「罪囚の神闘会」の全ての試合を観戦する役割を与えられる。
名字が「地鳥」で、名前が「ひなたみらい」。ちょっと変わった名前だと作中でもツッコまれていた。
- マリン
- ホレイ
ヴァルキリーの見習い姉妹。ひなたみらいの案内役。
- ヴィーナス
愛と美を司る女神。ひなたみらいの専任を任された。
- 閻魔大王
転生支部の神。「罪囚の神闘会」の提案者。
大会を通じて神々の罪を裁くことを目論む。
神囚戦姫
- エルフ
巨乳巨尻のエルフ。右目が緑、左目が青のオッドアイ。弓矢や拘束の魔法で戦う。マナを受けるために非常に露出の多い服装をしている。
パートナーの神はクー・フーリン。
- 女騎士
銀髪褐色の女騎士。槍と、それに仕込まれた隠し剣が武器。弱き者を虐げるのを好まず、正々堂々の戦いを望む勇壮な性格。
パートナーの神はアテナ。
- 巨人
無口で気弱な巨人。元々身長数十メートルはある種族だが、神衝撃の影響で常軌を逸した成長を続け、ついには自らが住む星よりも大きくなり、全ての住民もろとも星を破壊してしまった。
パートナーの神はロキ。
- 魔法使い
傲慢で自分勝手な魔法使い。神衝撃によって常識はずれの魔力を得た。普通の魔法使いなら新しい魔法を1つ開発するに一生を費やすところを、彼女は次々と成功させ、比類なき大魔法使いとなった。
パートナーの神はテーテュース。
- ハイパーガール
表の顔はバリキャリ敏腕OL。裏の顔は正義の戦士。神衝撃によって剛腕と鋼の肉体、飛行能力を得た。
パートナーの神はベルゼブブ。
- 抜け忍くの一
和風メイド忍者。さまざまな薬品や忍術を駆使して戦う。
パートナーの神は天照大神。
神々
- ミカエル
- サタン・ルシフェル
熾天神と堕天神の姉妹。
- クー・フーリン
エルフの主神(マスターゴッド)。半神半人の身でありながら数々の神を倒し名を上げた。
- アテナ
女騎士の主神。ヴァルキリーの族長。屈指の実力者ながら無益な戦いを嫌い、これまで神闘大会にも参加したことがなかった。
- ロキ
巨人の主神。元々は天神に属していたが、過去の過ちから天界を追われた裏切りの神。
- テーテュース
魔法使いの主神。仲間たち含めて神闘大会で「負け専組」呼ばわりされている弱小女神。神格が低いため本来ならエントリーできないが、わずか数席の抽選席に当たったので出場した。
- ベルゼブブ
ハイパーガールの主神。巨大な甲冑に身を包んだ剛神。アテナをライバル視している。
- 天照大神
抜け忍くの一の主神。ジャスティアスのビッグメンバーの一人。マイペースで酒好き。
- ヘカテー
アテナの妹分の女神。いわゆるメスガキ系。
- ナルキッソス
囚人たちの調教教官。礼儀正しくも勇猛な軍神。
- トート
知の神。統率神ゼウスの補佐。
- ポセイドン
秩序を守る天神チーム「ジャスティアス」のメンバー。
用語
- 罪囚の神闘会(コロセウム・ヴァラノワル)
天界で催されるトーナメント。他の神を打ち倒し、より強き神力・地位を得ることが目的。
本来は神々自身による「神闘大会」(ラグナロク)が行われるところだが、あまりにも強すぎる力ゆえに人間世界を破壊しかねないため、神囚戦姫による代理戦形式となった。
優勝者した神囚戦姫は免罪され、転生・蘇りを自由に選べる。更に、神の力によりどんな願いも2つ叶えられる。
敗れた者は地獄(コキュートス)に落ちる。また、相方である神も人間同等に力を奪われた上で同じ運命を辿る。
天界での戦いであるため、選手はお互いに「魂の身体」であり、斬られても貫かれても欠損したり死に至ることはない。ダメージは負うので、それにより相手を「罪の重さ」に耐えきれなくして地獄に落とすのが勝利条件。
- 神囚戦姫(ヴァラノワ)
神々の代理戦士として戦わされる囚人たち。
神々の争いによる神衝撃(インパルス)により人間を超える力を得たが制御できず、罪を犯して死後天界に来た魂。本来ならそのまま地獄に落ちる運命である。
神々とコンビを組み、力を同化させることで神格に迫る実力を発揮する。
個人の名前ではなく「エルフ」「女騎士」といった種族名や役職名で呼ばれる。
- 神人幽閉(コンファイン)
神囚戦姫が相棒の神とシンクロすることで、神の力を自身の魂に内包させること。
神本人には及ばないが、それでも高い戦闘能力を得る。
- 神人協闘(コンビナード)
3分間だけ神が戦いに参加できる戦法。
神は力を制限される上、攻撃の威力も神囚戦姫の力量に左右されるが、神人幽閉よりも簡単に発動できるのが長所。