1995年5月13日生まれ、北海道小樽市出身の陸上競技選手。専門は短距離走。
小樽市立桜小学校、立命館慶祥中学校の9年間は野球に取り組み、中学3年の夏まで「エースで4番」の野球選手だったが、「個人競技をやってみたい」という理由から陸上選手に転向。
立命館慶祥高校に入学してから1年時の2011年にインターハイ出場(100mで準決勝進出)、国民体育大会少年B100mでは2位(1位と0秒05差)に入るなど、高校トップクラスの選手に成長。
しかし2・3年は日本人現役最速ランナーとなった桐生祥秀(当時の自己ベスト10秒01)に直接対決で勝つことは出来ず、3年の時、桐生が欠場した日本ジュニア選手権100mは10秒43(+0.1)で制し、初の全国タイトルを獲得。
2014年、4月に慶應義塾大学(総合政策学部)に入学。
7月には世界ジュニア選手権で初の世界大会を経験すると、200mではこの種目で日本勢3人目のファイナリストに。決勝では3位と0秒03差で惜しくもメダルを逃したが、追い風参考記録ながら日本歴代6位(当時)に相当する20秒34(+2.3)の好タイムを記録。
9月の日本インカレ4×400mリレーではアンカーを務め、3分04秒58の好タイムで初の学生日本一に輝くとともに、この種目では61年ぶりとなる慶應義塾大学の優勝に貢献
10月の日本ジュニア選手権100mは大嶋健太やサニブラウン・アブデル・ハキームらを抑え、連覇とともに学生になって最初の全国個人タイトルを獲得。
2017年、慶應義塾体育会競走部100代目主将として、9月の日本インカレ200m決勝では自己ベスト(20秒61)を3年ぶりに更新する20秒58(+1.6)で優勝を飾り、2014年の日本ジュニア選手権以来となる全国タイトルを獲得するとともに、最終学年にして初の学生個人タイトルを獲得。
2018年、4月にANA(全日本空輸)に入社、ジャカルタアジア大会の200m金メダリストに。その後、12月1日付で住友電工に移籍。
2019年7月20日のIAAFダイヤモンドリーグ・ロンドングランプリ男子100mでは、日本勢3人目の9秒台となる9秒98(+0.5)で4位に入った。
関連項目
桐生祥秀・サニブラウン・アブデル・ハキーム:日本人の100m9秒台達成者。