概要
CV:櫻井孝宏
朝廷の実権を握る平家の棟梁・平清盛の嫡男。
栄華を極める平家一門のなかで「亡者が見える目」をもつ重盛は、ある日、「未来(さき)が見える目」をもつ琵琶法師の少女・びわと出会い、一族が直に滅びるという不吉な予言を告げられる。
そして、そんな滅びの運命を回避するべく、彼女を引き取って共に暮らすことになる。
人物像
享楽的で高慢とすら言える一族の中では数少ない穏健派であり、何をしでかすか分からない父親に苦言を呈したり、びわと我が子達の間を取り持つ等、苦労人にして心優しい姿を多く見せる。
驕り高ぶる平家において唯一の良心と言える存在であり、後年衝突することになる後白河法皇と清盛との間を取り持つことに奔走する。
その一方で、日頃からやや暴走しがちながらも、スケールが大きく偉大な業績を残す父親に対しては、ついていけない様子を見せながらも、大きなコンプレックスを感じている様子も見せ、清盛から「面白うないのう」と言われることに対して気にかける素振りも見せている。
ある種、物語に置いてびわと並ぶ序盤の主人公とも言える存在であり、物語序盤は彼とびわの視点を中心に物語は進む。
その後、彼の死を契機に、彼の息子と弟たちが中心となって平家の顛末が描かれることになる。