解説
時機を逸してしまっている、あるいはどうしようもないこと。
語の由来にはいくつか説があるが、最もよく知られているのは日本三大祭りに数えられる京都の祇園祭由来とする説。
祇園祭は7月を通して行われる祭りであるが、そのクライマックスは多数の鉾や山車が町を巡る山鉾巡行で古今多数の観光客がこれを目当てに訪れた。第二次大戦後のしばらくの間を除いて山鉾巡行は祭り期間中2度に分けて行われ、先に行われる方を「先祭」、後に行われる方を「後祭」と呼んだ。巡行する山鉾の割り当ては均等ではなく、多くの山や鉾は先祭の際に巡行し残った山鉾のみが参加する後祭はややスケールダウンしたものとして知られていた。ここから、山鉾見物に際し到着が先祭に間に合わず後祭のタイミングになってしまったがっかり感になぞらえて、同様に時機を逸し手遅れとなったことを指して「後の祭り」と呼ぶようになったという。
また別の説として、祭りが終わった後に山車を持ってきても無駄にしかならないことに由来するとする説もある。
「手遅れ」や「時すでに遅し」の意味なのだが、さらに発展させて「後悔先に立たず」の意味で使うことが多い。
タグとしては、イラスト募集期間などの期限や記念日などのイベントまでに間に合わなかった「時間切れ」のイラストに付けられることも多い。
関連タグ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ:2023年6月からイベントを行うのだが、そのタイトルが「あとのまつり展」という。概要の意味とは全く異なる理由で付けたと考えられるが…。