概要
真の愛を探求中のディラン(30代)はクラミジアと診断される。歴代パートナーに知らせることになり、親友イーヴィーとルークと共に、過去の恋愛に向き合っていく。なお、英語版のタイトルは『ムスコの記憶』。
各話オムニバス形式で、(過去)女性との出会い→(現在)女性との連絡という流れで進行する。アルファベット順で女性に連絡を取るため、全て見ても面白くあり、途中の1話だけでも楽しめる設計になっている。
恋愛が主題のテーマになっているが、未婚男女の青春活劇としても見れる。
登場人物
ディラン - 演:ジョニー・フリン(吹:高橋孝治)
大学卒業後、様々なアルバイトを経てからガーデニングプランナーになる。ルークとホームシェアしている。ルークよりは経験人数は少ないが、10人前後と関係をもった。
ルーク - 演:ダニエル・イングス(吹:山本兼平)
大学来のディランの親友。スマホのアプリ開発者であり、アプリのコンペでは何度も優勝するなど、優秀なエンジニアであることがうかがえる。プレイボーイのような言動をしているが、それは初恋の人を忘れるためであると劇中にて語られる。ディランの恋人(フィービー)と真剣に意気投合するが、その後、彼女が、自殺で亡き人となってしまった。そのことをシーズン1の終盤に知り、うつ病に近い状態になる。シーズン2以降の、ディランやイーヴィーを気遣いながら、自分の葛藤に悩み苦しむさまは、このドラマ一番の見どころである。
イーヴィー - 演:アントニア・トーマス(吹:志田有彩)
大学来のルークの親友。フリーのカメラマン。ディランのことが好き。振り返ってくれないディランを忘れるため、結婚しようとしたが、ディランへの思いをあきらめきれず、結局破局してしまう。物語を一貫して、ディランへの一途な思いが視聴者の涙をさそう。従弟に、ゲイで二児の親である、アレックスがいる。
アビゲイル - 演:(吹:)
アンガスの結婚式にて、ディランと出会う。その時彼女は、ホテルバーのバーテンをしていた。自分の小説を出すことが夢であり、仕事の合間を縫って執筆を続けている。ディランが最初に連絡した女性。その時、ディランとの恋が再燃し、シーズン2以降ではディランとまた関係を持ち始める。シーズン2終盤では、ディランがイーヴィーと惹かれ合っているが、ディランがイーヴィーを宙ぶらりんの状態にしていることに激怒して、別れようとするなど、好きな人のために、自分の身を切ることができる女性であると分かる。登場人物の中で一番、不憫かもしれない。