日光一文字(天華百剣)

にっこういちもんじ

「天華百剣」に登場する巫剣の一人

• 刀については→ 日光一文字 を参照。

※他作品にも同名の人物が存在する関係上、天華百剣はこちらのタグを使う事を推奨する。

【概要】

CV:春日望

イラストレーター:熊虎たつみ

福岡一文字派の傑作と言われ、強大な力を誇る巫剣。

平和を愛し、家族愛を何より重んじる慈愛に満ちた性格で争い事を嫌う。

古くから日光権現にて世の趨勢を見守ってきたが、ある武将に請われ、自分の力が人々の幸せのためになればと思い、禍憑による混乱を治めるべく戦国の世に出る。

だが、戦いの先に本当に平和が訪れるのか疑問に感じ、ある時から戦陣に立つことを控えてきた。

過去の因縁がありムカデが苦手。

（巫剣名物帳より引用）

ゲーム内では恒常ガチャで入手可能なＵＲの巫剣

【容姿】

　葡萄をあしらった髪飾りとブローチ、裾がティアード状でチャイナドレス風のノースリーブタイトワンピースが特徴。羽衣のような紫色のストールを腕にまとわせている。葡萄蒔絵刀箱に収められていた史実モチーフを随所に散りばめたデザインをしている。

　段のついたシャギーがかったボブカットの銀髪と、ぱっちりした大きな紅い瞳が特徴的なアルビノ美女。

　体の線に沿った通常衣装とハロウィン特別コスチュームとの差異でわかる通り、かなり着やせするタイプではないかと思われる。おそらくは実装された一文字の巫剣の中で最大だろう。

　個別ストーリーでは、転んだ拍子にどことは言わない場所に顔を突っ込んでしまった隊長から「何と立派な」「柔らかい」と言われている。

福岡一文字の傑作でもありのちに重要美術品指定される名刀相手にぱふぱふとは隊長サンもいい度胸である

【性格・逸話】

　一人称は「我」で二人称は「そち」という、奥ゆかし気な貴人口調で喋る。

　公式プロフィールにもある家族愛を重んじる面は、五代続いた北条家の刀であったことが理由。得意依頼の調査警備では、元気よく遊ぶ子どもたちを穏やかに見守りながら管轄区をまわる一面が見られる。

　もともとは二荒山神社から北条早雲にわたり、小田原城開城をきっかけに黒田家にわたった刀で「戦いの先に本当に平和が訪れるのか疑問に感じ、ある時から戦陣に立つことを控えてきた」という部分は、無血開城のために北条家と豊臣家側でネゴシエーター役を買った黒田家の影響だと英雄譚イベント内で語っている。

　公式ホームページのサイドストーリーや個別ストーリーでも、刀の存在を否定しながら都合よく巫剣に頼る銘治政府に疑問を持ったうえでそれでも世のため人のために自分が役に立つならという意思のもと、御華見衆に入隊した経緯が書かれている。

　ムカデ嫌いなのは赤城の山の大ムカデと過去に戦ったトラウマらしい。遭遇すればネズミを見たドラえもんのごとく怖がる。

　プレイヤーである隊長を「我が主」と呼ぶが、少々説教がましく手厳しい態度をとる。と言っても巫剣あるあるの持論の押しつけや歌仙兼定(天華百剣)のような一方的なキレ方はせず躾けてくれる面倒見の良いお姉さん。

　江雪左文字(天華百剣)やへし切長谷部(天華百剣)などの、淡白な態度をとりがちな巫剣の感情を当人以上に察し計る思いやりの深さを持っている。

　六章ある個別ストーリーでは、優柔不断且つ悪気無く地雷を踏む隊長にイライラさせられながらも彼の過去を同情し、巫剣使いとしての志を知って存在を認めるようになる。

　性知識や貞操観念が色んな意味でヤバイ巫剣が多い中、親しくもない異性からのスキンシップにはっきりNOと言い、露出過多なコスプレ姿で街を歩かされた時には羞恥に耐え兼ねその場を去る部分を見るに、天華百剣の女性の中では数少ないまともな感性の持ち主である。（ただし信頼関係を築けばある程度のお許しはもらえる）

　

【他の巫剣との関わり】

渡った家を共にした刀のつながりは大事にしているようで、知り合いが多い。

会話シーンはなかったが、北条家由来の江雪左文字を可愛がっていることがルームボイスでわかる。観察方記録からは三つ鱗紋兼若とも仲が良いらしい情報がある。二荒山出身でゲーム未実装の祢々切丸の言及もある。

　黒田家側では安宅切(天華百剣)とへし切長谷部(天華百剣)とも面識がある。「巫剣英雄譚　さよならを前に」では新人ふたりの良き先輩ぶりがうかがえ、直接関係はなくとも北条家断絶を免れたのは竹中半兵衛も力を貸してくれたおかげと虎御前の太刀にも友好的に接している。 某左腕に負けじと根回しや気配りがマメである。

　一文字つながりでは姫鶴一文字や菊一文字とも言葉を交わす描写がある。

　刀工前主関連以外では「巫剣英雄譚　いざ沖縄！汽車の旅」で千代金丸(天華百剣)と治金丸（天華百剣）と 行動を共にする。冒頭部では琉球刀を信用できずに決めつけで警戒していたが、琉球刀はメインストーリーで敵側から更生したので仕方ないと言えば仕方ない。

　道中、千代金丸から「ちゅうばあ（沖縄弁で強者）」と認められ、昼休みの男子小学生のようにしつこく勝負を申し込まれ、その落ち着きないﾃﾞｭｸｼﾃﾞｭｸｼにさすがの日光もブチ切れる。

　が、紆余曲折ののち余計に気に入った千代金丸に身内扱いされる。

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