もし自分の『色』が見えるのならーーーーーーーーーーーーそれはどんな『色』なんだろう
概要
日暮トツ子とはきみの色の主人公である。担当楽器はピアノ
プロフィール
人物
ミッションスクール(キリスト教主義学校)に通う高校3年生。この物語の主人公であり、のほほんとした性格。
ふくよかな体型だが幼少期にバレエの経験があるため身のこなしは軽い。
「色」について
この物語のカギとなるキーワード。トツ子が人それぞれが持っている個性の一つのようなものを色として感じ取る癖がある。まさに「十人十色」というべきであろう。
幼い時にはこの事を公にしていたが、同じ感覚を持たない周囲の人から「ヘンな子」と思われてしまう事に気づき、トツ子の秘密となっていった。自分の「色」が見えないことに悩んでいる。
作中での行動
敬虔なカトリック教徒であり、毎日朝から聖堂で祈りを捧げたり、十字を切ったり、ニーバーの祈り(変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ)を唱えたりする描写がある。
隣のクラスの作永きみから感じていた「色」に惹かれていたが、そのきみが突然学校を退学したため、町中を探し回ってきみとの再会を果たす。
そこへたまたま現れた影平ルイとの会話の中で咄嗟にバンドを組むことを提案して、そこから3人の物語が始まっていく。