本屋
劇中ひっそりと存在する古書店。白い猫が飼われており、トツ子はこの白猫に導かれるかのように店へとたどり着いた。
きみが学校を中退後働いている。店主はきみに仕事を任せているため劇中で直接的に姿を見せることはないが、きみが困らないように予めパソコンにデータ入力を行うなど、必要なバックアップを済ませた上で店を預けている。
この物語が動き始めた場所でもある。
バンド
トツ子、きみ、ルイの三人で組んだバンド。
最初はトツ子が三人で共有した初めての体験という理由から「スーパーアイスクリーム」というバンド名を提案したが、やんわりと却下され、最終的に3人が出会ってバンドを結成した古書店の名前がバンド名になった。
実際にスポティファイやユーチューブで楽曲を配信中。
曲一覧
反省文~善きもの美しきもの真実なるもの~
ルイが作曲したものにトツ子ときみが歌詞を加えて行って完成した曲。
メロディは激しいが歌い方は穏やかなものとなっている。
やけに長いタイトルはトツ子がシスター日吉子の発言からそのまま引用してきたため。
あるく
きみが作成した曲。
「反省文」とは打って変わって静かな曲調となり、ルイのテルミンの揺れるような音色がきみの歌を包む。
体育館がざわめく。
「あの子知ってる。毎日教会に行ってる子でしょ」という声に、同じルームメイトのさくが「トツ子ー!」と呼ぶ。
水金地火木土天アーメン
この映画のメインとも言える曲。
予告PVでも使用されている。
トツ子が日々の授業や体験から印象に残ったフレーズを繋いで作り上げた。
アップテンポな曲調で、演奏中の体育館のボルテージは最高潮に達した。
また、歌詞の中には「トツ然」「きみの色」「ルイ線」など3人の名前を想起させるワードがたびたび組み込まれている。
演奏後、体育館内は大きな拍手に包まれた。
「愛してるー!」
その声は紛れもなくきみの祖母、作永紫乃のものであった。
きみはその声を聞き、少し驚いたのような顔をした後、純粋な笑顔で笑った。
その声は、罪が赦された証拠だった。