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概要編集

三木笙子作 帝都探偵絵図シリーズの登場人物。


「天才」の名をほしいままにする絵師で、本人が描く美人画よりも美しいと評判の美男子。

「有村礼の描く女性に似ている」と言われるのは、東京市中の女性にとって最上級の誉め言葉である。


礼が表紙を描いた雑誌は完売すると言われ、その謝礼も目が眩むほど高いが、『ストランド・マガジン』を里美高広に翻訳してもらうのと交換条件に「至楽社」には普通の値段で描いている。


銀座一丁目の裏通りにある土蔵に住んでいる。初めは、ホームズの話の続きが気になり、里見高広が来るのを心待ちにしていたが、次第に彼の純朴な人柄に惹かれ、友人関係を築く。

ホームズ好きが高じ、探偵の真似事ができるような事件が起こると、他人の迷惑も顧みず嬉しそうな顔をする。


関連タグ編集

三木笙子 帝都探偵絵図



















































この先ネタバレ注意⚠️

同じく三木笙子氏の小説『竜の雨降る探偵社』にて老年の有村礼が登場し、僅かばかりではあるが近況が書かれている。


作中における礼は70歳を超えているが未だに現役で筆を握っており、偏屈でミステリー好きも変わっていない。

だが、「別れの雨」という一枚の絵を区切りに、新作の発表が滞っているのだという。


その「別れの雨」は今までに公開された事が無い幻の作品で、愛好家にとっては垂涎ものだそうだが、礼自身が手放したがらないそうである。


また、噂によるとその絵が珍しいのは、有村礼にしては珍しく男性が描かれているとの事だが、

果たしてこれが意味するものは……

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