生涯
〈正史〉
馬超が曹操に対して反乱を起こした際夫に従い冀城に入城し、そこで趙昂の妻・王異と親しくなる。楊氏は王異の話にいたく感銘をうけるが、それは楊氏を使って馬超の信頼を得ようとする王異の計略であった。馬超に心服していなかった王異と趙昂は忠誠を尽くすフリをしながら反攻の機をうかがっており、馬超が出陣した隙に尹奉と謀って冀城の城門を封鎖、馬超を漢中に追いやり、さらに楊氏ら馬超の一族をことごとく捕らえて処刑した。
〈三国志演義〉
楊阜らの挙兵を馬超が鎮圧しに向かっている間に捕らえられる。馬超が帰城すると目の前で三人の子と共に殺された上、遺体は城外にいた馬超の前に投げ捨てられた。