概要
榊景とは、「ラディカル・ホスピタル」の登場人物である榊忠嗣×景山貴夫のBLカップリングである。
二人の年齢は明確には設定されていないが、雑誌「ぱふ」2006年11月号の特集記事にて「40歳に近い30代後半」と作者が話している。
二人の関係性
大学時代の同期で本人たち曰く「腐れ縁」。
能天気でズボラな榊とネガティブで真面目な景山という一見正反対な二人だが、外科病棟のスタッフからは
「だけど何かが似ている」「真逆だから一緒にいるのかも」
などと評されている。
また、天然ボケの景山とそれにつっこむ榊の掛け合いからスタッフや患者に「息の長い漫才コンビ」と言われることも。
景山は元々大学の研究室に勤めていたが、臨床で働く榊に影響され新任医として榊と同じ病院へやって来た。
25巻では榊は景山が一人研究に没頭する事を恐れており、「だから臨床に引っ張ってきたんだ」と発言している。
賑やかな家庭で育ったため、一人の時間が苦手な寂しがり屋を自称する榊だが、景山の事も同じく寂しがり屋と評している。
また、29巻では
「一人で家に閉じ籠るなんて…絶好調だな私は」
と目を輝かせる景山に
「お前それも病んでると思う」「乱入してやる…!」
とつっこむなど、よく世話を焼いている。
景山は自身の身に何かあった時、宝物であるPCや本のコレクションの整理を榊に託している。最期まで一緒にいる気満々である。
24巻の景山宅での合宿の際は、里見や瀬尾が景山のコレクション部屋に興味津々な中、榊のみ見慣れているような発言をしていた。
その他にも、景山宅が花火の穴場であることを知っているなど、頻繁に景山宅に行っているような描写が見られる。
大学時代の二人
榊が景山にノートを借りた事がきっかけで仲良くなる。
当初は親が医者の二世組に対して一方的に対抗心を抱いていた景山。常に余裕な態度の榊に追い付こうと一人空回りしてよく体を壊していたが、そんな意地を全く気にする事なく接してくる榊を見て改心し、少しずつ楽になっていったと語っている。
当時から榊は景山に対して「メシ行かない?」とよく誘っていた。13巻では、下戸である景山が宴会の楽しさに目覚めたきっかけとして、榊に袖を引かれて花見に連れ出される場面が描かれている。
過去には何人か彼女がいた(そしてフラれていた)榊に対し、景山には女性から想いを寄せられる場面は多数あるものの、特定の相手がいたと見られる描写は一切無い。
また、20巻では同期から「(榊を選ぶなんて)変わってる」と言われる榊の彼女を「見る目あるんだと思う」と評価していた。