概要
一般に、都市では安全な水道水が大量に求められるが、浄水場はその要求を満たし水道水の供給というサービスを提供する水道システムの根幹を成す公共施設である。
都市近郊では生活排水や産業排水などによって水源の水質が低下する傾向があるが、浄水技術の向上によって水道水の品質を確保している。
また、清浄な水の供給によって伝染病の発生を防ぎ、公衆衛生を保つ機能も担っている。
浄水場は、環境から採取した水を、上水道の形で利用可能にするための施設である。
水源の状態や求められる水質安全基準などによって施設の規模は異なるが、日本には概ね中水道は存在せず、各消費先へと送られる水道は、調理や飲用を前提とする上水道であるため、飲料水として安全な状態にまで水質を改善させる機能を持つのが一般的である。