概要
東京都渋谷区、渋谷駅近くの高層ビル。2024年7月8日開業。地上23階・地下4階。
渋谷駅の東側、2012年開業の複合商業施設・渋谷ヒカリエと、近辺では古参である1975年竣工の超高層ビル・渋谷クロスタワーの間、国道246号線(青山通り)に面した地に建つ。単純に言えば「ヒカリエの裏」。金王坂と呼ばれる坂道の中腹にあり、坂を上れば青山、下りれば渋谷という立地。
1階と2階は飲食店などの商業施設、3階と4階はオフィスエントランスならびにオフィスサポート施設、5階から上はオフィスフロア。
「アクシュ」は英語表記で「AXSH」だが、これは「青山」のAと「渋谷」のSHを交差(X、クロス)、つなぐという意味を持ち、多くの人々の交流を促していきたいとの思いが込められているという。
ちなみに、2024年10月21日開業の、アクシュ地下にある地域荷捌き施設の名称は「ESSA」らしい。荷物を運ぶ時の「えっさほいさ」のエッサだろうか。同名の施設は、渋谷駅の反対側の渋谷フクラスにもある。
傾斜地にあるため、スロープやエスカレーターを用いて上下の移動をスムーズにできるように設計されている。元々あったヒカリエやクロスタワーのペデストリアンデッキや公開空地と接続することで、渋谷駅東口からヒカリエ→アクシュ、さらにクロスタワーを経由して、渋谷から青山近辺まで坂道や階段をほとんど使うことなく行き来できるようになり、移動の負担が大幅に軽減された(ただし青山まで最短距離で行くとなると、もう少し坂道を上る必要はある)。
こうした移動のための出入りを見越してか、1階から3階の共用部分の営業時間は、朝5時から深夜25時まで、概ね電車の始発〜終電くらいに取られている。