「キミの仲間だなんて、自惚るわけにはいかない。キミの周りには、きっと私を憎む人がいるから。だけど、いつかダブリンがこの怒りの炎を必要としなくなったら、私はここに戻ってくる……戻ってきたいの。」
概要
タワーディフェンス・ゲーム「アークナイツ」のキャラクター。実装済み★5先鋒「リード」の異格に相当する。
期間限定 SIDE STORY「この炎が照らす先」の主要人物。
プロフィール
人物
「たくさんの命が、湿った土の上でもがいている。この炎が消えない限り、私は何度でも彼らに手を差し伸べる……必ず触れてみせるよ。」
リードの成長した姿。具体的には自身の持つアーツを制御できるようになり、保護されていたロドスを離れてヴィクトリア内において「ダブリン」名義でターラー人を助ける活動を始めた彼女は、双子の姉エブラナとは異なる道を歩みはじめた。
元は亡霊部隊ダブリンの表向きのリーダーにされていたが、重傷を負った本編9章を経て、ダブリンの真のリーダーである姉と敵対する道でも逃げ出す道でもなく、自身の考えをもってターラー人の弱者を救っていくことを選ぶ。その過程が「この炎が照らす先」において描かれている。
本名はラフシニー・ダブリン。
本編9章からサイドストーリーまでのバックグラウンド
「私がダブリンだ。」
リードの故郷、ヴィクトリアという国は元々ドラコとアスランの2種族から王が選ばれていたが、やがてアスランが王位を占めるようになり、そののち大公爵たちが力をつけた結果最後のアスラン王(シージの父)は処刑され、現在に至るまで空位となっている。長年ドラコの王の末裔は行方不明だったが、リードと姉エブラナはとある貴族に保護され、本編11章ではエブラナは最終的にウェリントン公爵を後ろ盾として蜂起する。もっとも、その意図は王位簒奪ではなく別のところにある模様。
かつてドラコのゲル王を戴き、独自の言語や文化を持つターラー人はヴィクトリア国内では差別されており、貧困や鉱石病感染といった特に劣悪な環境下での暮らしを強いられていた。そのターラー人たちをテロ組織ダブリンとしてまとめ上げ、反ヴィクトリア感情を扇動してヒロック郡をはじめとした土地でテロ行為を行っていた首謀者がエブラナであり、リードはその「影」とされていた。
リードはアーツの赤い炎を纏って他者を癒すが、エブラナは紫の炎を操り、死者を亡霊のように使役している。
性能
「道を塞ぐものは、私が焼き払う。」
高威力の術攻撃も回復もこなせる、2人目の呪癒師。素質で敵に『灼痕』(攻撃力低下と対術脆弱効果)を一定確率で付与し、実質的に味方の生存力を上げつつ術攻撃の火力も上げる贅沢仕様。なお、対術脆弱はスズランらの付与する脆弱と効果が重複する。
S2「盛衰を共に」では味方2人に火球を付与して触れた敵に術ダメージを与えるとともにそのダメージの半分味方を回復する。たとえば、味方オペレーター2人をルート上に並べて火球を付与した場合、挟まった敵は両方の火球から術ダメージを受けてみるみるHPが減っていき爽快。物理無効の術ダメージしか入らない敵にも効果的。
火球の攻撃とその速度はリードや付与されたオペレーターとは別扱いであり、オペレーターがデバフを受けても問題なく攻撃する。
S3「命の火種」は素質の『灼痕』付与が確定となり、敵2体を同時攻撃かつ『灼痕』付与対象へ継続的に術ダメージを与える。また、『灼痕』状態の敵が撃破された際にはその周囲に術ダメージを与え、さらに『灼痕』を付与する。
雑魚敵が一瞬で連鎖爆発していくさまはまさにボンバーマン。同時に範囲内の味方もモリモリ回復していく。
総じてスキル回転率が良好なため、本来特殊な仕様の呪癒師だがとても扱いやすい術アタッカー。味方のサポートにも高い適性を誇る。
統合戦略、保全駐在でもその能力は十全に発揮でき、特に「アカフラの密林」は焔影リードの接待ステージと評されるほど相性がいい。ぜひ連れていってLT-6でS3を発動させよう。
ちなみに呪癒師は敵がいないと回復を行えないため、運用には少し注意が必要である。
その他
焔影リードのプロファイル第三資料にはターラー王国とターラー人の歴史について記されている。
しかし「ヴィクトリア人に弾圧されてきたターラー人」のイメージは「近年、ターラーの歴史文化を研究する学者たち」によって補強されており、その説が本当に正しいのか? と疑いの視線を向けざるをえない。今後のストーリーで明らかにされるだろうが、何でもかんでも提示される情報を鵜呑みにするわけにはいかないところがアークナイツの醍醐味でもある。訓練されたドクターの意見である。
またリードはアーツを医療に用いる際、自身が焼かれるような感覚を負う。実際のダメージはないものの、リードには多少なりとも負荷がかかっている様子。
関連動画
テーマ曲