概要
前述の通り、燃堂力×才虎芽斗吏のカップリングである。
初めはあまり絡むことの無かった二人だが、第119Xで燃堂力が才虎芽斗吏の子分になってから一緒に行動することも増えた。
斉木ですら何を考えているのか分からないミステリアスバカ×今まで全てが思い通りになってきたツンデレお坊ちゃまという特性からか、燃堂←←才虎という構図の作品が多く見られる。
作中での二人
※ここから先ネタバレ注意
第119X
燃才の歴史はここから始まったと言っても過言ではない。
燃堂を手下にするため食事デートを行ったり、車で行ける道をわざわざ歩くという涙ぐましい努力をする才虎が見られる。手下になることと引き換えに渡された一億五千万を燃堂が受け取り、金で買えないものなどないと確信した才虎の目の前で札束を捨てる燃堂。燃堂が欲しかったのは金ではなく、目の前で溺れている子どもを救うためのアルミケースだった。子どものために金を捨てた燃堂の姿に「金で買えない奴もいる」と呟きながら1人帰路につく才虎の姿に恋心の芽生えを感じた読者は多い。
第137X
燃才お家デートの回である。
学校を休んだ才虎のためにプリントを届けに来る燃堂(と斉木と海藤と窪谷須)。不審人物だと射殺されかけたが、燃堂が映るモニターを見た才虎が扉を開ける。その後燃堂の一言で家に上げてくれるなど、燃堂のことは無意識に特別扱いしているであろう行動が見られる。才虎のペットの虎を容易く懐柔する燃堂や、最高級ディナーに誘うも「今日はラーメンの気分」と断られる才虎など、不憫萌えが炸裂している。
第193X
燃才の仲の良さが発揮される回。
才虎家の力を使わず1人で暮らす試練を受けている才虎。帰り道が分からない+徒歩という概念がないため、燃堂におんぶさせる才虎が見られる。公式である。「乗り心地の悪い駄馬」と言いつつしっかりしがみついている辺りがツンデレポイントである。燃堂に誘われラーメンを食べに行くシーンでは、店主に横暴な態度を取った才虎の代わりに燃堂が必死で謝っている。その後芸をしろという才虎の無茶ぶりに応えたり、立つのが疲れた才虎のために椅子になったりと甲斐甲斐しい燃堂の姿が珍しい。後日一流の料理人に食べたい料理を聞かれラーメンと答える才虎という、デレの部分が見どころである。「モヒ貧乏」「金持ち君」とお互いをあだ名で呼び合う場面がなんとも可愛らしい。
第223X
伝説の燃才回である。
今までとは違い金を積んでも思い通りにならないクラスメイトに腹を立て学校をやめた才虎に「何故ダチのオレっちに言わない」と涙を流す燃堂。「いつダチになった」とキレる才虎だが、今まで一緒にしてきた事を挙げ「ダチじゃなきゃなんなんだ」と問う燃堂。真っ直ぐな目に固まってしまう才虎やノリツッコミをする才虎など、燃堂と一緒だからこその色々な表情が見られる。最後には金で釣ろうとするスタンスは変わらぬまま、誰も見たことの無かった晴れやかな表情を燃堂に向けていた。