「努力家なんて聞こえのいいモンじゃない。俺を動かすのはもっと醜い…ぶつけようのない、怒りだ!!!」
概要
誕生日 | 5月1日 |
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学年 | 奏和高校3年 |
身長 | 177cm |
体重 | 80kg (オフ時86kg) |
血液型 | B型 |
家族構成 | 父・母・兄 |
利き手 | 右利き |
苦手科目 | 数学 |
好きな色 | 青 |
好きな季節 | 秋 |
好きな食べ物 | バナナ |
苦手な食べ物 | 辛いモノ・熱いモノ |
好きな言葉 | 下剋上 |
趣味 | 懸垂 |
CV | - |
奏和高校の三年生でカバディ部副部長。背番号は二番。
とある事情から能京との練習試合は欠場している。公式戦以降に登場。
六弦と高谷という二大スター選手に隠れていた存在。
自他に厳しく、副部長として、部長というより選手よりの六弦に代わり、指導役を担っていた。
人物
逆立った黒髪に屈強な体格。
不器用で柔軟性に欠ける、愚直なまでの努力と根性の男で、練習嫌いな天才 高谷や、合理的・効率的を追求する緒方とは真逆のタイプ。
ただ我武者羅に。技術やセンスが劣る分を、驚異的なフィジカルと異常なほどの練習量でカバーしている。
六弦が唯一、振り切ることができなかったと認めるほどにストイックだが、その原動力は決して綺麗なものではなく…――。
余談
井浦からは良くも悪くも折れるまで突き進むタイプと評されており、このままでは将来悪い奴に騙されて利用されそうなので、そうなる前に自分が連絡先を押さえておこうと画策している様子。
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ネタバレ
「怒れ。不甲斐ない自分に。」
遅く走り出した凡才が、先に走り出した天才たちに追いつくためには…――。
六弦や王城、佐倉など、自分とは違う別格の存在に対して常に在り続ける葛藤や羨望、醜い嫉妬心。
嘗ての片桐は休まず、ただただ量を熟すことで、その差を縮めようとした。しかしそれは、部員たちを巻き込んでの度重なる無茶なオーバーワークを見かねた緒方を激怒させる。
そして緒方が放った言葉が原因で片桐は精神を病み、練習に来られなくなった。
だが、能京との練習試合を欠場し、自宅に籠っていた片桐の元に、高谷に連れられた緒方が現れ、自身の言葉不足について謝罪すると共に、進むべき道を示す言葉を投げ掛ける。
自分の強みとは何か、本当の努力とは何か、そして自分を見ている者の存在。
緒方、高谷、栄倉の言葉や行動に衝き動かされ、片桐は立ち上がる。何度でも。
――味方(チーム)の恩義に応えるために。
能京VS奏和戦終盤、天才たちに追いつきたいという想いのために、片桐はミスを犯し、能京に大量得点を与えてしまう。一度は失意の底に落ちるも、その後、立ち直り、再度王城の攻撃。
一失点の状況、いつもであれば、汚名返上のためと突っ込んで行き、更なる失点をしてしまうところ。だが、片桐はすんでのところで立ち止まった。
天才たちに追いつきたい。
思考を捨て、これまでただ我武者羅に進んで来た片桐だったが、自身の失態を糧に学び、悔しいながらも気持ちを押し込め、実力差を認め、そして僅かに前に進んだ。