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直立全裸

ちょくりつぜんら

「直立全裸」とは、一糸纏わぬ状態で、ポーズを付けない起立の姿勢でいる事を指す
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概要編集

直立全裸とは、一切衣服を付けない全裸の状態で、動きのあるポーズを付けない状態で起立している事である。一般的なヌードにおいては基本的にポーズを付ける事で、対象肉体を通して、躍動感や可愛さ、格好の良さ、美しさを表現し、肉体の美学的な表現するものであるが、直立全裸とはそれらを意図的に排除したものである。その表現は実におとなしく、「静的」且つ「無機質」なものであり、そのため美学や芸術性を必要としない「学術的標本の構図」として用いられる特徴がある。


ヌードの題材として直立全裸編集

直立全裸はその性質から、一切の思想や意図を抑えた「医学書」や「美術書」などで広く用いられ、その主題は主に「学術研究という意味合い」を持つ。その為に直立全裸は「エロチシズムを求める世界」においてのヌードとは正反対の「性質と目的」を主としているため、昨今の芸術作品との親和性は低いとされる。


静的芸術としての直立全裸編集

前述において直立全裸は「芸術との親和性の低い構図」と記述したが、芸術的直立全裸の起源は古く、古代ギリシャや古代ローマの彫刻や絵画にまでさかのぼる事ができる。

これらの文化では裸体が美の象徴であり、人間の理想的な形を模倣することが芸術の中心でした。

モデルにポーズを取らせ作品を描き上げるため、激しく躍動的なポーズを維持できなかったこともあり、直立に近いポーズが多用された事もある。この事については、一概に

モデルへの負担以外にも、当時のヌードに対する現代との考え方の違いによる、思想的な部分もある。


その後、ルネサンス期になると、裸体表現は人間の解剖学的な研究や芸術表現の一部として更に発展。特に、ミケランジェロやダヴィンチなどの巨匠は直立全裸を含む多くの裸体作品を制作した。


ただ、現代においては躍動感のあるポーズが好まれる傾向にあり、必然的に写真文化の熟成など様々な要因で躍動的なポーズの裸体を主題とした作品が製作できるようになると、直立全裸は、ヌードのエロチシズムな表現において、衰退していったと考えられる。


また、ヌードを一つの作品として完成させる際に、作品の静と動のコントラストを持たせる技法の中で「直立に近い全裸」が用いられることもある。


ディープなエロチシズムとしての直立全裸編集

チープなスタイルが故に、全裸における鑑賞のひとつのスタイルととして、近年において存在感が再び出てきている。

直立全裸が持つ静的で無機質な性質は、観る者に対して異なる心理的な影響を与える可能性があり、美学的な観点だけでなく、観る者の性的興奮や芸術的感受性にも関連している。


これらは「視姦」という側面から、フェティシストにより再度クローズアップされたといわれるが、それを示す資料はない。


直立全裸に関して、「躍動感を与えない程度のポージング(両手を軽く拡げる、脚をクロスさせる等)をした全裸」や、「単純な立ち絵構図での全裸」なども、直立全裸に含めるかどうかの問題がネットの掲示板などで議論されることがある。これにおいては結論は出ていないようだ。


イラストとしての直立全裸編集

直立全裸のイラスト初心者が練習のために描く事が多い。ポーズがないことが描きやすいとされているが、身体の構造バランスを知る手段として初心者に描くことを勧めているイラストレータも多い。また、完璧な直立全裸は写真や生身の身体で、表現しにくいものとして捉える考え方もあるようだ。


関連タグ編集

例)ヌード 全裸 完全裸 立ち絵 三面図

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