概要
CV:花澤香菜
中華人民共和国のソーシャルゲーム『陰陽師本格幻想RPG』の登場キャラクター「面霊気」の別の姿。
少女は終わりなきかくれんぼに囚われている。
逃げよう、自分に追いつかれ、自分に葬られるまで。
お面に呑み込み、お面に囚われる。
お面をつけ、お面に監視される。
終幕の時、純潔な半身は罪の象徴であるもう一つの半身を受け入れた。
目覚めた時、まだ消えていないもう一人の自分の姿が目に入った。
無数の死を伴う輪廻を体験したが、この瞬間に全ては報われる。
彼女もまた、孤独な子供でしかないのだから。
(陰陽師「式神図鑑」より)
プロフィール
「白」
身長 | 151㎝ |
---|---|
イメージカラー | 白・絢爛たる赤 |
武器 | 木刀、「黒」の仮面 |
タグ | 双生、真っ白、無実の人 |
長所 | 無邪気、優しい(ほとんどの場合)、決めたものは手放さない、想像力豊か、我慢強い。 |
短所 | 非常識、現実逃避しがち、マイペース、旺盛な独占欲に突き動かされて残忍なことをする。 |
趣味 | ボーっとする、夢を楽しむために寝る、仮面を彫る、仮面たちをいじる |
〃 | もう一人の自分と一緒なら何してもいい、自分のせいで怪我がする彼女の様子をみたり、物語を話してあげたり、一緒に踊ったり、抱いてボンヤリしたり、人形のように着飾ったり……(小白備考:省略五十文字) |
特技 | 自分と対話できる、鬼ごっこに必ず勝つ。 |
癖 | 一人になると緊張する、他人に心の中で自分の地位を確かめるためにわざと悪いことをする。 |
弱点 | 一人になると怖くなる |
ギャップ | 無邪気な笑顔のまま残忍なことをする。 |
好きなもの | もう一人の自分、布団、出口のない迷宮、古屋敷の匂い、扉が閉じる音、鬼ごっこ。 |
嫌いなもの | 静かすぎる場所、予想外なこと、「皆に捨てられた」という気持ち、返事がもらえないこと。 |
好きな人 | 自分 |
嫌いな人 | 自分たちに割り込む人 |
好きな食べ物 | 手作り料理、激甘なお菓子。 |
嫌いな食べ物 | 冷めたご飯、苦い物、あっさりした食べ物。 |
行動動機 | 一人になりたくない、もう一人の自分を呼び覚まし彼女と永遠に一緒にいたい。 |
関連人物
もう一人の自分:最愛の人
安倍晴明と黒晴明:彼らの存在に興味がある
雪女:面白い観察相手
般若:仮面愛好家同士
父親:罪悪感と感謝
「黒」
身長 | 151㎝ |
---|---|
イメージカラー | 黒、くすんだ青 |
武器 | 木刀、自身そのものが武器、仮面たち |
タグ | 双生、真っ黒、罪を背負う者 |
長所 | 優しくて思いやり、単純で真面目、包容力が強い、我慢強い、目的のためなら全てをささげる |
短所 | 自分を甘く見る、「好い」と思った物を他人に押し付ける、マイペース、悲観的、もう一人の自分を甘やかす。 |
趣味 | ボーっとする、寝る、白が仮面たちをいじめるところを見る。もう一人の自分と一緒なら何してもいい、彼女に物語を聞いたり、彼女が仮面を彫る様子を見たり、一緒にボーっとしたり。言い出していなかったが、我儘で甘える「白」がとても好き。 |
癖 | 「白」がどんな悪いことをしても許す。 |
特技 | 目を瞑ればすぐ寝落ちできる、歩いた道を全部覚えていて決して迷わない。 |
弱点 | 一人になると落ち着かない。 |
ギャップ | 真面目すぎてボケてみえて、からかわれやすい。 |
好きなもの | もう一人の自分、布団、突き当りがない廊下、木の床に踏む足音、静かな場所。 |
嫌いなもの | 騒がしい場所、想定外なこと、知らない人。 |
好きな人 | 自分 |
嫌いな人 | 自分たちの間に割り込む人 |
好きな食べ物 | 手作り料理、濃いお茶、あっさりしたお菓子。 |
嫌いな食べ物 | 冷めたご飯、甘すぎるお菓子。 |
行動動機 | 逃避の夢から「白」を目覚めさせる。 |
関連人物
もう一人の自分:最愛の人
自分以外の者に一切興味がない。
公式動画
イメージソング 空相
関連イラスト
関連タグ
伝記一
先が見えない廊下を必死に走っていた。
しばらく進むと天井が崩れ落ちて、上へと続く階段が現れた。裸足でそれを上る。暗い空間に、私の足音が響き渡った。
「あれに追いつかれちゃう!」
階段を上っているつもりだったのに、気づくと下へと向かっていた。漆黒の闇の先に、あれの視線を感じる。
とっさに部屋に身を隠す。手で口を塞ごうとして、失敗した。荒い呼吸が部屋に響く。すると壁に掛かったたくさんの仮面が目を覚まし、一斉に私を見た。
「ひひひ、どうしてまだいるのか?」
「あいつがもうすぐ来る、早く逃げたほうがいいよ」
仮面たちは私を逃がそうと、障子を閉めて遠ざけた。でも、鋭い刃が障子もろとも仮面たちを斬った。
「やあー」
身体が落ちていく。これから自分がどうなってしまうのか、はっきりとわかった。
もう……逃げられない。
私は目を閉じた。そして、冷たい刃を待つ。
しかし、いくら待っても痛みはなかった。代わりに額に冷たく柔らかい何かが触れた。どこかなつかしくて、でもよく知らない感覚。
あれは、口づけだった。