概要
コミックDAYSで2019年5月19日から連載されている漫画作品。
作者はくずしろ。
単行本はKCデラックスから発売されている。
2024年6月時点で既刊10巻。
妄想が暴走しがちな漫画家双見奈々と、そのアシスタントや編集者を描くコメディ漫画。
2025年にテレビアニメが放送予定。
登場キャラクター
- 双見奈々(ふたみ なな)
少女漫画家。25歳。現在は月刊の少女漫画誌「クローバー」で将棋漫画「昴へ」を連載中。
妄想力が逞しく、悪い方に想像しがち。コミュ力に難があり年齢のわりに頼りない感が否めないが、漫画家としての実力は本物で、「昴へ」は人気作となっていく。スイッチが入るのは遅いが、いざ始めると集中力を発揮するタイプ。
岩手県出身。
- 佐藤楓(さとう かえで)
双見の担当編集者。29歳。双見の才能を買っており、一緒に「昴へ」を立ち上げた。
大人でかっこいい女性だが、実際には純情で恥ずかしがりやなところがあり、双見にも上手く気持ちを伝えられていない。報連相が苦手。
漫画家やアシスタント
- 間瑞希(はざま みずき)
双見のアシスタント。20歳。愛称「はーさん」。
暴走しがちな双見のツッコミ・ブレーキ役。
双見とは姉を通じて以前から知り合いだった。
SNSで漫画を描いていて人気があり、出版社から声がかかったこともあるが、「自分には漫画家の才能がない」と考えてアシスタント専門を続けている。
- ねこのて
完全リモートのアシスタント。SNSでははっちゃけているが、仕事の会話は懇切丁寧で、漫画の腕前も優れている。
当初はチャットのみの登場だったが、後に顔出しし、青森在住の16歳の女の子だと判明する。高校生だが、不登校で引きこもり。本名は樹里(じゅり)。
- 梨田ありさ(なしだ-)
双見の元アシスタント仲間。彼女と同じく25歳で、梨田の方が先輩。双見をライバル視していると同時に、良き仕事仲間でもある。
とんでもない酒浸りで、基本的には破天荒だが、双見と同等かそれ以上にネガティブになりがち。
少年誌で「こくさんはあんしん!!」というラブコメを描いていたものの打ち切りになり、そのショックから双見の仕事場に居候を始める。
後に浅倉の担当で「君蝶」のスピンオフ連載を受け持つことになる。
- 滝沢
双見と梨田の師匠。いろいろとハッキリした女性。担当編集は佐藤。
「君蝶」という漫画を連載中で、アニメ放映中、実写化の予定もある。今でこそ売れっ子だが、過去には打ち切りや未単行本化など苦杯もなめている。
喫煙者。
- 早池峰和(はやちね なごみ)
双見の元アシスタント仲間。梨田とは入れ違いで入ってきたので面識はない。2人と比べてすごくちゃんとした淑女。
現在は青年向けの漫画を描いており、「着衣エロの申し子」とまで呼ばれ単行本も出している人気作家。エロ抜きにしても面白く、泣けるらしい。
出版社関連
- 角館塔子(かくのだて とうこ)
「昴へ」の監修を行う棋士。女流三段。20歳。
コミュ力が高いモテ女で、会う人からすぐに好かれる。将棋の世界への発信拡大が野望で、「普及・布教も本業のひとつ」と考え、精力的に「昴へ」に携わる。
関西在住だが、フットワークが軽いので頻繁に登場する。
同作者の「永世乙女の戦い方」にも登場する。
- 浅倉
佐藤の後輩の女性編集者。彼女を「姐さん」と呼んで慕う。物言いがいろいろとストレート。
後に梨田の担当編集になる。
- 戸田
双見の元担当編集。現在は少年誌部門に異動し、「こくさんはあんしん!!」時代の梨田を担当していた。
デリカシーに欠け、自分のラブコメ趣味を担当作家に押し付けるなど双見や梨田からは仕事ぶりを疑問視されている。
- 瀬戸内
同社の他誌「ヤングマシンガン」に所属する編集者。きゃぴきゃぴした感じだがかなり強か。
佐藤とは大学から同期で、ゼミやサークル、就職まで全て同じ。しかも佐藤より要領がいいので、彼女からは苦手に思われている。
- 立浪
クローバーの編集長。笑みを絶やさない穏やかな女性で、双見の第一印象は「手作りのお菓子をふるまってくれるご近所さん」。
フランクな雰囲気だが、編集長を務めるだけあってかなりのやり手。
滝沢が少女漫画に移籍して最初の担当編集で、ドン底にいた彼女を救った恩人である。
- 池波
営業担当。2年目の若手だが、仕事の手腕は大変優秀。
後に電子書籍を取り扱うデジタル部に異動する。
- 清宮美麗(きよみや みれい)
物語途中で登場する新入社員。浅倉が教育係を務める。
か弱く見えて意外と肝がすわっている。
後に滝沢の担当を佐藤から引き継ぐ。
- メリッサ・アンダーソン
国際ライツ部で北米向けの英語版出版を担当する。ハイテンションな女性。
大変な将棋好きで、角館の大ファン。二次元の美少年が大好き。
- 月縄
「昴へ」の単行本表紙を担当するデザイナー。他にも有名作品を多く手掛けている。
主要キャラの家族
- たから
豆柴の女の子。橋の下で捨てられていたところを双見が拾い、飼い始めた。
- 間柚希(はざま ゆずき)
瑞希の姉。双見とは高校時代の友人。現在は妹と二人暮らしで、エステの仕事をしている。
双見と対照的にサッパリした性格。
- 双見の両親
父は鳶、母は保育士。
「どんな仕事も不安定なこの時代、奈々には好きなことをして貰いたい」と考え、応援している。
- 夜々(やや)
奈々の姉。事務員。
幼い頃の奈々は奈月に将棋に負けた後、いつも彼女の部屋に行って漫画を読んでいた。
- 奈月(なつき)
奈々の兄。公務員。
将棋好きで、角館のファン。幼い頃は奈々と毎日のように将棋を指していた。
- マリ、マキ
奈月の妻と息子。
- 佐藤杏(さとう あんず)
楓の妹。カワイイ系で、姉とは雰囲気がかなり違う。
大学三年生で、就活に悩んでいる。