概要
一般的な事柄についてはおむつの記事を参照の事。
種類
- フラット型
平板の形状でおむつカバーと併用する。元々は戦争による綿布不足によって1940年にスウェーデンで考案された布おむつの代用品で形状としては歴史が古い。
- テープ型
下半身の形に立体裁断され腰にあたる部分をテープで留める形式にしたもの。
これによりおむつカバーが不要となり今日では「おむつと言えばこれ」とスタンダードな形式となった。
ただし「自分で組み立てる」という構造上、型崩れを起こしやすい点には注意。
- パンツ型
1990年頃から登場した新しい形式のもの。幼児のおむつ離れや高齢者の排泄自立を促すために使用される。
吸収体が股間部分に集中しているためボトムス(特にズボン類)のシルエットを崩しにくいが、その分横漏れした場合に大惨事となりやすい。
そして横漏れしやすいということは就寝時の着用に向かないということになる。
- パッド
紙おむつと併用したりパンツの中に宛てて軽失禁対策用として使用されるもの。
- 水遊び用(水遊びパンツ)
おむつ離れのできていない幼児が水泳や海水浴をするために使用する紙おむつ。
詳しくは「水遊びパンツ」参照。
余談
前述の通りおむつカバーは「布おむつまたはフラット型の紙おむつで無い限り基本的には不要」となっている。しかし大人用は無地(白)が多いため、おむつと比較するとカラーバリエーションの多いカバーを当てて気分転換に当てる人もいる。
海外の物は日本より吸収量に優れた物が多くカラーも豊富。ただ吸収量が多いということは、その分重くなっていくため、気になるならカバーをした方が良い。
また、動き回ることによってテープ型が型崩れを起こすのを防ぐ効果があり、更に水分を多く含んだことによりおむつの比重が重くなった際にずり落ちるのを止める効果もある。
さらにおむつそのものよりも横漏れに配慮している構造をしているため、万が一におむつ本体が横漏れしてしまっても外に漏れないようになっている。