概要
地獄から「罪狩り」の為に現世へとやってきた、かつて江戸を震撼させた極悪非道の人斬り。
親は物心がついたときからおらず、名前も他人から奪ったもの。
江戸っ子口調が特徴で、極悪人ではあるものの、不屈の精神を持った熱血漢である。
16歳で斬首刑になり、地獄へ送られる。地獄に行っても反省もせず、逃亡しては失敗の繰り返しの日々だった。
ある時、地獄の首魁エマに罪の実体化した「咎」を狩ることができる特殊な木刀「咎狩」を授けられ、現世に降り立ち、罪を集めることになる。
他人の命をなんとも思わない冷酷非情な性格だったが、浅木家の人々との交流や数々の事件での経験を経て、人間の暖かさを取り戻すようになる。
しかし今度は自分自身の闇の存在に苦しむ事になるが、最終的にはその闇も自分に取り込む。この世界を壊そうとする瀬奈の存在を知ってからは、自分の大切な人を守るために瀬奈を追うようになる。
続編の『咎狩 白』では108日の期限のうち107日が経過しており、且つ107の罪を集めた状態となっている。