春の嵐が吹き荒れたある日。突風とともに転校してきたひとりの少女。彼女の名は夢羽。とびっきりの美少女だった…。
概要
本作の主人公でヒロイン。小学5年生。
春の嵐が吹き荒れたある日、突風とともに、銀杏が丘第一小学校に転校してきた。そこで出会った杉下元、江口瑠香など、五年一組のクラスメイトと交流を深めていく。
「夢羽」と書いて「むう」と読むという結構なキラキラネームであり、作中でも変な名前扱いされている。
常に冷静沈着、頭も運動神経も良く、かなりの美少女…というハイスペックぶり。
ただ、転校当初は授業中に堂々と居眠り、あまり周囲と関わろうとしない振る舞いから、かなりの変わり者という印象を持たれていた。
それもあってクラスには馴染めていなかったが、とある事件を解決したことで一目置かれるようになる。以来「天才小学生探偵」として有名に。
外見
胸あたりまで伸びたロングヘアと星型のハイライトが入った瞳が特徴。表紙やカラーイラストではピンク髪に金色の瞳だが、実際には茶髪という設定である。
日本とスウェーデンのハーフである叔母「塔子」がいることから、彼女も少なからずスウェーデンの血を引いているようだ。
ある回では大人になった彼女を見ることが出来る。その時の設定は人気ミステリー作家「赤根崎霧雨(あかねざきむう)」。
性格など
上記のようにクールビューティーで、大人びた喋り方をする女の子。その美貌も推理力も子どもとは思えないが、やはり小学生らしく年相応に泣いたり笑ったりする一面も。
両親とは離れて暮らしており、現在は叔母と飼い猫のラムセス(サーバルキャット)と暮らす。他にも流羽・シュナイダーというアメリカ人の幼なじみがいたり、森亜亭(モリアーティのもじり)という老紳士とはライバル関係にあったりする。
語り手である杉下元は彼女に好意を抱いているようだが、お互いに良い友人として接している。夢羽がシャーロック・ホームズであれば、元はワトソンのような存在らしい。