意味
あら・ぶ【荒ぶ】(動バ上二)
①荒々しく振る舞う。乱暴する。
「―・ぶる蝦夷どもを言向け/古事記中」
②つれない態度をとる。疎んずる。
「―・ぶる妹に恋ひつつそ居る/万葉集二八二二」
《スーパー大辞林より引用》
あらぶる[荒ぶる]
[一]((連体))〔性格やふるまいが〕あらあらしく乱暴である。あれくるう。「荒ぶる神・荒ぶるたましい」
[二]((自五))あらあらしくなる。あらびる。「気持ちが荒ぶっていく」
《三省堂国語辞典第八版より引用》
ちなみに…
「荒ぶる」は「荒ぶる神[魂]」のように、専ら上二段動詞の「荒ぶ」の連体形として用いる。
なお、荒々しく振る舞う意で使う五段動詞の「荒ぶる」は、形容詞「荒い」の語幹に接尾語「ぶる」がついた別語とみたほうがよい。
三省堂国語辞典第八版では、上記のように連体詞と五段動詞の用法で別々の語釈が施された。