概要
アルファポリスに掲載された小説。
作者は白乃いちじく。
書籍化、コミカライズもされている。
イラスト、コミカライズ担当はあばたも(pixivアカウント)。
あらすじ
父の命令でエイドリアン伯爵に嫁いだローザ。
彼の初夜の第一声は「お前ほど醜い女はいないな」であった。
エイドリアンは本当は恋人のセシルと結婚するはずだったのだが、兄が遺した借金をローザの父ドルシア子爵に肩代わりしてもらう条件としてローザと結婚したのだった。
対するローザも父の命令で結婚しただけであり、お互いに愛は無い。
ローザは一刻も早く父の管理下から逃れるべく、離縁のための資金集めに奮起する。
登場キャラクター
- ローザ・バークレア
父の指示でバークレア家に嫁いだ女性。17歳。明るく前向きな性格。
厳しい父に幼い頃から鍛え上げられたため、運動でも料理でも平均以上にこなせる。
父の支配から逃れるために離婚・逃亡の資金を集める。
金髪碧眼の美貌の持ち主で、社交界では「夜会の薔薇」と呼ばれて男性陣の注目を集めていた。
- エイドリアン・バークレア
伯爵。23歳。黒髪に黒い瞳の美男子。
兄が大借金を遺して亡くなり、ドルシア子爵にその肩代わりの条件として無理矢理ローザと結婚させられる。
プライドが高く、世間知らず。当初はローザを毛嫌いしていたが、次第に惹かれていく。
- ウォレン
エイドリアンの弟夫婦の息子。まだ幼い。
事故で両親を亡くし、エイドリアン家に引き取られた。
ローザに懐いている。
- ジャック・ドルシア
子爵。40歳。
顔に火傷があるので常に仮面をつけており、「仮面卿」の異名を持つ。
平民からの成り上がりながら、裏社会の三大勢力の1つを率いる有力者。
身内であろうと容赦はしない冷酷な性格。
- セシル・ランドルフ
男爵令嬢。16歳。
エイドリアンとは恋人関係で結婚の約束もしていたが、ローザに奪われた形になるので、彼女を恨んでいる。
夢見がちなタイプ。
外部リンク
小説の掲載ページ
コミカライズの掲載ページ