概要
加瀬あつし原作の漫画カメレオンの登場人物。
日本最大支部数を謳う化け物チーム横浜黄泉の会長。
桁違いのカリスマを誇り横浜の悪を束ねる神として君臨している。
構成員はヤンキーだけでなく組を追われてる物や不法入国者などもはや犯罪組織である。
構成員からは崇拝されており幹部からの信頼ははっきり言って異常でほぼカルト宗教の教祖である。
物語開始当初は横須賀の少年院に閉じ込められていた。
癖毛の長髪で顔つきはなかなかハンサムだが年齢な割にはやや老けている(具体の年齢は不明だが高校生、いいとこ大学1年くらいだと思われる)。
ガタイもよくケンカ慣れしていることがうかがえる。
人を食ったような態度をしておりまさに大物といった感じである。
彼の秘密
孤児院育ちで不治の病に犯されている。
どういう病名かは不明だが発症すると確実に死ぬと言われており逆に言えば発症しなければ死なないとも言えるがどうも発症は確実らしい。
事実物語途中から吐血を繰り返すなど先が長くないことがうかがえる。
少年院に入ったのも仲間に病気のことを知られたくなかったためである。
彼は病気に犯される弱い自分から逃げるために強い自分を演じている。
いわゆる憑依系のキャラであるが二重人格を通り越してほぼ別人である。
少年院収容中に聖書を発見するとイエスが復活した項目を見て神として崇められている自分なら復活すれば本当の神になれるのではと考え自分を殺してくれる相手として直人を選ぶ。
医師の懸命の治療もあり無事復活するも当たり前だがそれは奇跡でなく医療が示したただの現実であり不治の病が治ることはなかった。
矢沢の起こした奇跡を見て怒り狂うもすぐに落ち着くと逆に死を受け入れ始める。
死を受け入れると最後の戦いのため相沢を攫い矢沢たちを船へと詰め込む。
更なる秘密
前述の自分を演じている件だがより細かい回想がある。
15の時に施設をでた彼は雨の中歩いていた。
この時の表情は完全に別人で非常に弱々しく睡眠不足からかクマが目立っていた。
たまたまそこに警察に追われていた暴走族が通りがかりガタイが似ているからと影武者にされる(この時からガタイはかなりよかった)。
当初は困惑するも偶然にも自分と同じ名前の暴走族であった。
暴走族は自分が逃げるために藤丸鼓舞のた催眠術とも言えるようなことを述べる。
錯乱した精神状態の藤丸はこれを真に受けると目の前の暴走族を過去の自分としてはバイクではねる。
この時から自分は悪の神であると自称するようになる。
この様子には矢沢もドン引きであった。
最期
彼は寿命の前に自殺して病気に勝つというとんでもない方法を思いつきさらにそれに黄泉のメンバー巻き込むことを画策。
最終的に矢沢が再び起こした奇跡によって自殺はことごとく失敗。
その中で寿命まで生きることをついに希望と捉え残り短い人生を精一杯生きることとした。
黄泉自身藤丸の無茶に付き合わされたためほぼ壊滅。
ここに日本最大の支部数を謳う暴走族は解散となった。
黄泉編後は東大編というこれまでとは全く気色の違う章が始まるためヤンキーとしての最後の敵キャラとも言えるがあまりにもぶっ飛んだキャラであるためいまいち影が薄い。
尤も残り寿命が短いのと矢沢の仲間になったわけではないので仕方ないともいえる。
後継作品のくろアゲハには出てこないが彼の発言を考えるに死んでいる可能性が高い。