概要
漫画『ELDEN RING 黄金樹への道』の主人公。素寒貧の素性を持つ褪せ人男性。
ゲーム本編におけるプレイヤーの分身「名も無き褪せ人」に相当する人物で、彼もまた記憶を失っているため、本名や詳しい経歴などは一切不明。
ただし、実質的には本作のオリジナルキャラである。
リムグレイブに褌一丁かつ記憶喪失で行き倒れており、メリナに導かれて黄金樹を目指すことになったが、「褪せ人だから」という理由で「褪夫」という仮名を授かった。
定期的に貰った装備が破壊されて素寒貧姿に戻るのが一種のお約束となっている。
人物
ヘタレで逃げ癖のある事なかれ主義者。
そのくせ非常に調子に乗りやすく、ノリと勢いだけで明後日の方向へ行動力を発揮しては直ぐに挫折したり、空回りしたり、酷い目に遭ったりする。
狭量かつ根に持つタイプで、ムカついた相手への意趣返しには幼稚な煽りさえも辞さない(この際に行う煽りモード時の顔のウザさは天下一品)。
…などなど、メリナが初対面に「この褪せ人はダメでしょ」と言っていた懸念を見事証明するようなダメ人間だったが、旅を続けていく内にそういった面は鳴りを潜め(出なくなったわけではない)、やる時はきちんとやれる一本筋の通った男振りを見せるようになった。
また、意外にも礼節や筋目を重んじる常識人なところもあり、自分以上にボケまくる者が多い原作キャラを相手にツッコミに回ることが多い。
なんだかんだと言いつつ、結局困っている人を放っておけないお人好しでもある。
戦闘力
戦闘スタイルは魔法剣士。ステ振りはメリナ任せで、彼女の口ぶりからして(適度に苦戦するよう)平たーく割り振られてしまっている模様。
ステータスはまだまだ低いが、戦闘センスはネフェリが感心するほど高く、機転と鋭い勝負勘、時に奇天烈な発想を働かせ、格上相手でも見事な逆転勝利を収めてきた。
ただ、一芸に特化しているわけではないためか、基本的に正面戦闘というものは苦手で、実力に差が開き過ぎている相手にはどう足掻いても勝てない。
ただし、怒った時(自棄は別)の爆発力は凄まじく、これでピンチを切り抜けたこともある。
何にせよ今後の成長に期待が高まるところである。