基礎分野*
言語そのものへの研究を中心とし、言語の構造や意味について研究する事が多い。
音韻論…言語の発音に関する研究。
統語論…言語の文法的構造に関する研究。
言語獲得…人類が言語を獲得する方法についての研究。
言語の変異などについて*
言語が歴史的もしくは地方との交流によって、変化する様子についての研究。
敬語表現など、社会的な影響を考慮した言語についての研究である社会言語学が有名。
歴史言語学…古英語など歴史的な言語の変化、変遷を研究する。
比較言語学…ある言語間の類似点についての研究。反対に異なる部分を考えるのは対照言語学。
理論分野*
言語の意味や文法構造の起源となる部分を考える研究。
生成言語学…2018年現在最もpopularな言語学分野でチョムスキーが大成。
言語がどのようにmindから生成されるかを考える。
認知言語学…チョムスキー派と離反する形でロナルド・ラネカーが提唱した分野。
言語を人間の認知機能を使って会得したものと考え、単語の意味をスキーマと呼ばれるいわゆるイメージ図で表すことが多い。
言語応用*
言語の応用方法や、言語に関する様々な諸問題についての研究。他分野とのハイブリッドとなるものが多い。
神経言語学…aphasia(失語症)などの神経機関における言語問題についての研究を行う。神経学と言語学を組み合わせて考察されることや、神経学者の研究対象となることも極めて多い。
心理言語学…言語を生み出す心理的性格を研究する。研究者としてはスティーブン・ピンカーが著名。