以下、Side Story「Lasting Eden Chapter 2」、Main story ActⅡ「Lucent Historia」の重大なネタバレ
「――こんにちは、こんにちは、マヤ」
概要
スマートフォン向け音楽ゲーム「Arcaea」に登場するキャラクター。
以下はver.5.0からver.5.10.6までの内容である。
Side Storyパック「Lasting Eden」のPack Append「Lasting Eden Chapter 2」のストーリーの主人公。
Pack Appendでは初となるストーリーの語り手だが、本来ストーリー一覧画面の下に表示されるパートナーのアイコン欄は当初空白になっており、隠し曲「Arghena」を解禁することで初めて正体が明かされる。
その実態は『Arcaea』の世界に来襲した侵入者。
マヤの存在に執着し、彼女の前に姿を現したのちにマヤをArcaeaの世界から文字通り奪い去る暴挙に出る。
もっとも、識眼の興味はArcaeaの世界とその住民にも向けられているようだ。
「Arghena」の初回プレイ後にストーリーが再生され、以下の要素が追加される。
- パートナー「マヤ」の画像が変更されて中央にmissingという表記が追加(現状元に戻すことは不可能)
- パートナー「天賦第八究明者 識眼」を入手(後述)
- 空白だったストーリー下のアイコンに「天賦第八究明者 識眼」の画像が表示される
- プロフィール画面の左上にも「天賦第八究明者 識眼」の画像が追加される(解禁済みであればGrievous Lady 対立とFracture 光の右側)
そして、「Lasting Eden」パックが「Severed Eden」に改称、パックアイコンも「Abstruse Dilemma」のアートワークから「Arghena」のアートワークに変更される(パック右上の矢印をタップして切り替えることも可能)。
更に選曲画面での枠組みも《Main Story Act II / Catastrophe》という独自のものに変化。
Arcaeaの物語は新章へと突入する––
余談だがこの隠し曲「Arghena」はIrruption song、意味合いとしては「侵入してきた楽曲」として、プレイヤー間では久々のアノマリータイプの解禁楽曲として大きく話題を呼んだ。なお、楽曲のギミックは凄まじく、譜面が落ちてくるように流れてきたり、プレイ中にレーンが消え去ったり、禍々しい背景が動いたりと、侵入者という肩書きに相応しい演出を見せてくる。
以下はver.6.0以降の内容である。
ver.6.0で追加されたパック「Lucent Historia」では識眼の過去が語られている。
識眼の本名はラクリミラ、もう一人の主人公である慈哀ことネールの弟子である。ネールからは名前の頭文字をとって「エル」という愛称で呼ばれていた。
ストーリーを読み進めると、ラクリミラが「天賦第八究明者 識眼」となるに至った経緯を知ることができる。
また、ラクリミラは対立のことを知っている模様。ラクリミラが究明者になった後どのような経緯を経て対立を知った、もしくは対峙したかは不明である。
更に、今パックでの最終ストーリーではFinal Verdict以降の光と対立のことも知っているように思える。
楽曲について
識眼ことラクリミラの今回のメイン楽曲であり隠し曲である「Designant.」は初めての難易度11+(beyond)となる。中盤の大幅なソフランが印象強い譜面となっている。
また、Arcaea史上初の楽曲名とコンポーザー名が同一な楽曲でもある(コンポーザー名にはピリオドがないが)。
パートナーとして
ver.5.0時点
スキルは「その力、許されし者は他に無し。」
「天賦第八究明者 識眼」を入手できるとは言ったが、いざ使おうとすると”Arcaeaは心奥、刻まれた摂理—その名を知る術はなし。“というメッセージが表示されて使うことができない。スキル封印、お気に入り追加、エーテルの雫の使用といった他のアクションを起こそうとしても同じメッセージが出る。
また、レベルとステータスがランダムに変動し続けるという異常な挙動も見せている。
以上のことから、入手というより画面に表示されるだけと言ったほうが正しい。
ちなみに英語表記は「Ascendant - 8th Seeker Insight」。
他の漢字表記パートナーは英語表記では読みがそのままローマ字になる(例:光→「Hikari」)のだが、識眼はその法則から外れているため読み方が分からない。
※ver.6.0以降
隠し楽曲「Designant.」の解禁後、ストーリー20‐7を読了してホーム画面に戻ると、識眼のスキル解放演出が流れる。また、それに伴って識眼の名前が彼女の本名であるラクリミラに変更される。
この時点ではまだラクリミラ(識眼)をパートナーとして使うことはできず、使用しようとすると「高まる力、ラクリミラは嵩んで行くーー命じる術はいまだなし。」というメッセージが表示される(雫によるレベルアップ、お気に入り登録でも表示される)。
スキルは2つあり、
1.「HARD + Irruptionゲージ - World進行度2倍 稀に他パートナーの想起率を簒奪」
2.「封じられし埒外の力——識眼は縛られた。 (Worldモードへの介入は発生しません)」
パートナーとして正式に解禁するには、ラクリミラのレベルを20(最大)まで引き上げる必要がある。
他のパートナーでWorldモードをプレイすると、ラクリミラのスキルの「稀に他パートナーの想起率を簒奪」が発生し他パートナーの想起率やステータスを乗っ取る形で使用、レベル上げを行うことができる。
スキルはステータス上部にある菱形のアイコンをタップすることで変更することができ、後者にするとキャラ名が「識眼」に戻るほか、Worldモードプレイ時に発生するパートナー乗っ取りを防ぐことが出来る(スキル封印とは形式が異なるので注意)。
また、名前をラクリミラに設定したまま「Lucent Historia」のストーリー20-1〜20-6を読み直すと、文章の一部が紫色の文字で書き換えられており、稀にノイズがかかる。
余談
ストーリーを見たら分かるがマヤやネール(慈哀/侘棄)に対しての好感度がバグり散らかしているほど高い。それは過剰な執着と言って差し支えない。このことから登場当初、喋り方や行動からサイコレズなどと呼ばれていた。