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財前ユキミ

ざいぜんゆきみ

死逢わせサポートセンターの「白金光女学院 島本チヒロ編」の登場人物。

概要編集

成績優秀・スポーツ万能を兼ね備え、家は裕福で父親は区議会議員の政治家というお嬢様育ちの優等生。

表の姿は才色兼備を絵に描いた美少女だが、その実態は極めて醜悪かつ残忍な本性を持つ筋金入りのいじめっ子。入学当初からクラスの女子達を率いて、学校にうまく馴染めずにいたクラスメイトの島本チヒロを標的に徹底的ないじめを行い、遂には彼女の話相手になっていた男性教諭をも脅すことで自殺未遂にまで追い込んだ。


ただ、表向きではチヒロいじめに加担していたクラスの女子達も、実際はユキミに逆らうことを恐れて仕方なく彼女に従っていただけに過ぎず、内心では日に日にエスカレートしていくユキミの卑劣な行動に「やりすぎでは?」と思うようになり、既に彼女についていけなくなっていた。そして、チヒロの自殺未遂の件をきっかけに強い責任を感じ、罪悪感に怯えてこれまでの行いに反省の意を見せるようになった。

クラスの女子達がこれまでのいじめを猛省する一方、当のユキミ本人は一切の罪悪感を抱かず、反省の色の欠片は微塵もないばかりか、寧ろ御満悦と言わんばかりの醜悪な笑みを浮かべ、これから先もチヒロが死ぬまでもっといじめてやろうと企んでいた


壮絶ないじめに追い詰められた末に屋上から飛び降りを図るも、骨折するのみで一命を取り留めたチヒロは再びユキミにいじめられることを恐れていたが、自殺未遂以前に関わっていた『しあわせサポートセンター』の死逢わせ契約書を手にし、強い恐怖心に駆られながらも、「財前さんから解放されたい」という一心で契約書の殺したい相手の名前にユキミの名前を記入、チヒロからの依頼を受領し現れた下神センター長によって操られたユキミは突如首切り自殺を図り、死亡。


その後、自分の気持ちから逃げていたことに気付いたチヒロは謝罪と同時にいじめの件を隠蔽してほしいと懇願する女子達に激怒し反発。反発された女子達も自分達の罪と向き合う覚悟を決めてその場を立ち去っていった。

そうしてチヒロは警察やPTA、母親にいじめをはじめとする全てを打ち明けて共学の高校に転校し、新たな人生の第一歩を進んだ。



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死逢わせサポートセンター

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