銀(DTB)
いん
CV:福圓美里
本名はキルシーであり、『銀<イン>』は組織のコードネーム。
寡黙な17歳の少女。
『DARKER THAN BLACK』(以下DTB)の主要人物の1人であり、通称「ドール」(下記参照)と呼ばれる存在である。観測霊の触媒は水。基本的にあまり動かないため気づきにくいが盲目である。
黒(ヘイ)のチームに所属し、対象の追跡や情報収集の役割を担う。
人物
ドールらしく無表情で無機質な性格。自発的に何かをすることのない存在のはずだったが、黒の危機に際し自ら行動を起こすなど、次第に感情らしきものを示すようになっていった。彼女の変化により、ドライな雰囲気だったチームにも少しずつ変化が訪れるようになる。
転機となったのは『黒の契約者』13・14話。かつてドールとなる以前の恩師と再会、人間らしい生活に戻る選択肢を与えられたが、もう自分はかつてのような人間ではないことを自覚したこと、銀に対する感情が変化しつつあった黒に「仲間」と呼ばれたことにより、チームに留まることを自ら選ぶ。
その後、チームの結束が固まるに連れ、メンバーに対し無表情ながらも好意を示す様子を見せるようになった。最終話では黒と彼女の絆が重要な役割を果たすことになった。
『黒の契約者』での戦いが終わった後は、黒と共に何処かへと去っていったが……。
続編『流星の双子』では、その存在が登場する場面は少ないが、物語のカギを握る存在となっている。彼女を示す「イザナミ」という呼称の意味は……?
ドール
DTBにおける異能力者の一種であり、触媒(個体により異なる)を介することによってそれぞれの霊媒を飛ばし、その場所の情報を正確に探知することが出来る「受動霊媒」と呼ばれる者達のこと。
DTBの世界において、その能力からか様々な機関から個人にまで重宝されるが、その存在自体が珍しく、また能力者の存在自体が公にされていないため、彼らを目にすることは珍しい。
また、これら受動霊媒は感情が存在せず、そのため比喩・差別的意味合いも込めて、やがて『ドール(人形)』と呼ばれるようになった。
ドールもまた人間が変化した存在のため、食事や睡眠が必要であるが、ドールになりたての頃は感情どころかその全ての行動が自己では判断不能であり、それぞれの機関や組織でプログラムとして植えつけられる。
様々な触媒や使用用途によりこのプログラムは変化するようであり、また一部ではそれを利用し兵士にしようと機関も存在したようだ。