概要
What'up Gamesスタジオよりリリース中の中国製スマホゲーム。
戦車を擬人化した女性キャラ、鋼舞姫(英語表記:Metal Maiden)が登場する。
公式で日本語化されており、2017年1月時点ですべてのテキストと14巻までのキャンペーンおよび各種イベントが翻訳済み。
キャンペーン11巻までは社内で翻訳作業を行っていたとのことで、UIや文字表記、キャラの口調などが若干不安なものになっているが、それ以降は安定気味。
なお、キャンペーンそのものは14章以降もプレイできるが、イベントシーンの追加が行われておらず、純粋に戦闘が行えるのみとなっている。
また、PC版がSteamGreenlitにて開発中。すでに『親指が立っている』状態のため、技術的な問題などがなければ順調にリリースされると思われる。
ちなみに、登場車両や各種ステータス、装備品のピックアップ、ツリー上の技術開発などどっかの戦車ゲーに共通する部分が非常に多いのがポイント。
車長の諸兄にとっては戦場で見慣れたレディーたちも数多く見受けられると思われる。
Live2D
大きな特徴としてはLive2Dに対応している。
いわゆる艦これでいう秘書艦がぐりぐり動き、日本語化されたボイスも喋る。
ただし公式も随時日本語化作業を進めながらの状態のため、すべてのキャラにLive2Dがあるわけではないほか、声のあるキャラも特定の性格タイプにあわせて用意されている状態のため、いわゆる『量産型』のような印象となってしまっている(たとえばパンターD型とヤークトパンターはそれぞれ別のユニットで性能と名前だけは異なるが、キャラ絵と声は同じである)。
また、レア度最低のいわゆるコモンキャラについては髪型や目の色・服装などを差分調整したマイナーチェンジ版であることがほとんど。基本的にレアリティの高いユニットほど強い個性を設定してくれてはいるものの、低レアのユニットに愛着を持ちづらいのが難点。
広報活動
公式ツイッターでは運営スタッフのNIX氏が広報を担当しており、ハッシュタグ場で絵を採掘して作者にコメントを送っていたり、キャラクター人気投票を開催するなど、積極的に広報活動を行っているほか、ゲーム中で不具合を見つけたり不適切な翻訳を発見した場合は直接ツイートを送って報告すると対応してもらえる。
ゲームシステム
おおまかには 今風部隊運営型ソシャゲの花形とも言うべき形。
わかる人にわかる言い方では、『スタミナ制+αの艦隊これくしょんに基地運営機能を付加したもの』。
自然回復する燃料で作戦に出撃し、物資や装備・経験値を獲得しながらキャンペーンを進める。
銀貨という通貨で各種施設やユニットの強化を行い、別途手に入る『コドン』と呼ばれるもので装備の研究開発を行っていく。
また、他プレイヤーの部隊に挑戦して銀貨とコドンを獲得できる『争覇』と呼ばれるPvP要素もあるが、原則的にゲームはPvE方式である。
スタミナ管理式のため急激に強くなることは後述のガチャを相当濫用しない限りはやや難しい。
戦闘
戦闘フェーズは三つの状況に分かれており、砲撃・接近・肉薄の三つがある。
距離と索敵の概念があるため、短射程の砲は遠距離では仕事をしづらく、自走砲が猛威を振るう。
一方、近距離では自走砲ユニットの命中率にペナルティがかかり、紙装甲なのも相まって一気に弱体化する。
また、徹甲弾などの運動エネルギー弾が装甲によって跳弾したり、榴弾は敵の装甲がどんなに厚くても最低限のダメージを与える、重戦車などの大型車両は隠蔽が低く、敵の攻撃を引きつけるなど、戦車で撃ち合うどっかのゲームプレイヤーなら直感で判断できる要素が大半を占めている。
ちなみに、ステータスのほとんどは表記通りの能力を表記されたとおりに発揮する。
早い話、マスクデータの類がほとんど存在しないため、装備による変更点やユニット性能の差が非常にわかりやすく作られている。
装備品の種類も多岐に渡り、装備の有無や構成によって大きくユニット性能が変化するため、お気に入りのキャラクターを愛用しやすくなっている。
また、『運命の勲章』というレアアイテムを使うことで低レアユニットをいわゆる『限凸』させることで、高レアユニットに近い性能を付与することも可能。
一度クリアした戦闘は戦闘結果だけ見て飛ばすこともできるので、艦これの後発としては遊びやすい部類に入る。
研究
コドンというアイテムを消費することで砲や装甲、車体などの技術レベルを引き上げ、新しいパーツを開発できる。
つまり『技術レベルを上げる→新しいパーツを開発可能になる』の二工程でそれぞれコドンを消費する。
パーツのほとんどは似たような規格を持つユニット同士で共有でき、たとえば重戦車と突撃砲の装甲類は一度研究すればほぼすべての同ジャンルユニットで使い回しが可能だったり、大口径の自走砲は榴弾を使い回せるなど、これまたワールドオブなんとかで見たことのあるシステムとなっている。
しかし
・研究が完了していても載せ替える際はそれぞれ別の金がかかる
・技術開発にはリアル時間を消費し、後半は一週間以上必要
・パーツの開発に大量の資材を消費する
など、プレイヤーにリソースの配分を選択させる要素がある。
特にパーツ開発に使う素材は新ユニットの作製と強化にも消費するため、新しく強力な仲間を迎え入れるか、既存ユニットの強化を優先するかはかなり悩みどころになる。
施設
通貨や通貨上限、汎用ガチャPを算出する施設、燃料備蓄と増加量を増やす施設などがある。
また、ゲームが中盤に入る頃にはいわゆる『工廠』が解禁される。
キャンペーンを進めるためには『司令部』と呼ばれる施設の強化が必須かつ、施設強化にはリアルタイムがかかるため、ゲームのいきすぎた加速を緩めるブレーキ要素になっている。
課金マネーである金貨をガチャガチャ投入すれば銀貨の許す限り施設を強化できる。また、銀貨も課金マネーで買えるので、ブルジョアジーならわりとすぐに施設レベルだけは上げられる。
ただしいわゆるグローバルXP、提督レベルとかそういうものにあたるアレを要求される場合もあるので、度を過ぎた加速はやはりできない。
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別名・表記ゆれ
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