背景
香港返還時に中華人民共和国は、香港に関して高度な自治を返還後50年間維持することを約束した(一国二制度)。
しかし逃亡犯条例改正案の審議、香港国家安全維持法の制定、デモ参加者及び民主派議員の逮捕・投獄、六四天安門事件の追悼集会の禁止、MTR太子駅での香港警察による香港市民への無差別暴行等々香港の高度な自治を反故にする様々な施策が取られたことにより度々抗議デモ・民主化デモが起きている。
「香港加油」とは
もともとこの語に政治的な意味はなかったが、2019年に逃亡犯条例の改正案に反対するデモにおいて広汎に使用されたことにより中国共産党政府に禁句とみなされるようになった。
2021年には香港マラソンにおいて香港加油とプリントされたTシャツを着た走者が警察により着替えを要求されたり、参加を取り消される事件があった。
またこの語は中国国内においては敏感詞として検閲の対象になっている。
アンビグラム
台湾のデザイナーである馬賽氏によって「香港」と書かれた文字を横から見ると「加油」が浮かび上がるアンビグラムが制作された。