概要
作者曰く、過去の自身の経験(書かれた内容を見るに、1990年代の頃だと思われる)をもとに製作したとのこと。
このゲームは鬱ゲーで、初めから終わりまで鬱描写が多く含まれている。
ストーリー
容姿が醜く、ブサメンを通り越してグロメンの主人公鬱夫は学校では不良から苛められたり、クラス中からシカトされたりと悲惨な学校生活を送っていた。
自分より弱い存在である虫を傘で叩いて殺したり、人形から嘲られたりと精神的に追い詰められ出口の見えない暗闇をさ迷う日々を過ごしていた。
そんなある日彼は転校生の美少女詩織と出会う。
誰からも無視され人とろくに接することのできない自分に親しく接する詩織と打ち解けていき、神社の境内で飼っている子猫こげんたの世話をするようになる。
キャラクター
- 鬱夫
主人公でプロローグでは25歳の引きこもり。10年前の中学三年の頃から部屋から出られない日々を過ごしている。グラフィックはモンスター。
グロメン、低身長、コミュ障で学校中から気持ち悪がられて苛めの主犯格であるDQNからは暴力や恐喝、弁当に異物混入させられるなど悲惨な苛めに遭っている。
苛められているため内気で人と接するのが下手で自身も孤立していることを好んでいた。
しかし詩織との出会いで人のぬくもりを感じていく。
- 詩織
ヒロインで転校生の美少女。グラフィックはツインテールの少女。
明るく前向きな性格で誰からも相手にされない鬱夫にも優しく話しかける。
神社の境内でこげんたという子猫を密かに飼っており、鬱夫とともに世話をするようになる。
前の学校で苛められていたらしく援助交際の噂を立てられ、前の学校の苛めグループからは援交女と呼ばれている。
- DQN
鬱夫のいじめの主犯格。グラフィックはモヒカンの大男。
普段はイケメンとフツメンとつるんでおり鬱夫に暴力や恐喝など陰惨ないじめを日々繰り返す。粗暴かつ短気で品性下劣な性格で中学生でタバコを吸うなど素行もかなり悪い。
転校してきた詩織を気に入ったようだが・・・
- イケメン
鬱夫のいじめグループの一人。グラフィックは金髪の勇者。
DQNとフツメンとつるんでおり、その容姿から女受けがよく女遊びをしている。
DQNには下に見られており、内心ではDQNのことを悪く言うなど仲間関係は浅はかなものである。
- フツメン
鬱夫のいじめグループの一人。グラフィックは青髪の勇者。
上記の2人とつるんでいるがいつも無口で、いじめに関してはあまり乗り気ではないようだが・・・
- 鬱夫の母
鬱夫の数少ない味方。鬱夫がイジメられている事を知らないため明るく朗らかに接する。
半年前に夫を亡くしたため母子家庭で働きに出ようとしている。
鬱夫に弁当を作るが、DQNらにより異物混入させられゴミ箱行きにされている。
- 人形
鬱夫に付き纏う謎の存在。精神的不安定に陥っている鬱夫に対して毒づく。
正体は諸説あるがダッチワイフ的な存在ではないかといわれている。
或いは鬱夫の潜在意識的なものだと思われる。
みんなのトラウマ
このゲーム、いじめ描写がやけに生々しく胸糞悪い。
主ないじめ内容としては…
- 鬱夫の母が一生懸命作ったお弁当に修正液をぶっかけられる。
- ほとんどのクラスメイトに無視される。
- バイ菌扱い
- 一軍女子への告白を強要される(もちろん罵倒された上フラレた)
- 鬱夫の唯一の友達が強姦される。
修正液弁当ぶっかけに関しては、実物と思われる写真が表示される。もうやだ。
この他にも、
- 鬱夫の母が■■■だったことが判明したり、
- 詩織が■■してしまったり、
- こげんたが■■のため■■■しまったりなど
鬱要素がパンパンに詰まっている。
我こそはという鬱ゲー上級者はプレイしてほしい。
作者のホームページ
https://web.archive.org/web/20190331141528/http://www.geocities.jp/kimoo_no_koi/utuo.html