- 離れる、それる、外れる、やめる等を意味する英語。
- 2007年に公開されたフリーゲーム
本稿では2について解説する。
概要
作者はMortis Ghost氏。音楽はオリジナルでありAlias Conrad Coldwood氏が担当する。
使用ツールはRPGツクール。
4つの「ゾーン」から出来ている不思議な世界を舞台とし、そのゾーンのボスを倒す形でそれを「浄化」することが目的。
独特な世界観とキャラクター、中毒性的なサントラ、「MOTHER」シリーズ並びのメタ発言に評価があり、英語版も制作されている。
2014年8月12日には有志の手による日本語版も公開された。
ストーリー
プレイヤーは「Batter(バッター)」と呼ばれる存在を任されている。
Batterは、ある神聖な任務を課されている。
Batterを導き、その任務を果たせ。
キャラクター
プレイヤー(The Player)
バッターを操作する画面の前のあなたのこと。最初に名前と性別を決めることができる。
喋ったり交渉することはできないがすべてのことを見たり聞いたりできる。
どうやらバッターやジャッジを含む一部のキャラクターたちには認識されているようだ。
バッター(The Batter)
ゾーンを一つずつ浄化するという任務を務める男。
野球選手の格好をしており、必殺技なども野球に由来するモノが多い。
冷静かつ寡黙で、必要なこと以外は喋らない。
目を閉じたような顔グラフィックで描かれる。
ジャッジ(The Judge)
チェシャ猫のように笑う白い猫。鋭い歯並びが顔グラで窺える。
ゲーム開始直後のチュートリアルを担う存在であり、その後も行く先々で助言をくれる。
台詞が大変哲学的で回りくどい。
アド-オン(Add-Ons)
(バッターの後ろにいる白色の輪)
バッターの仲間。外見は白いリング。3体おり、それぞれはトリニティ(三位一体)を意味している。感情を表現したり、言葉を発言することはなく、ただただ敵を攻撃することしかできない。
レベルアップに応じて覚える技が其々異なる。
ザッカリー(Zacharie)
蛙の仮面を被るアイテム商人。いつもバッターとプレイヤーより先回りし、様々な場所に現れる。
たびたびプレイヤーに話しかけ、いわばメタ発言をすることにも定評がある。
ゲーム中盤になると猫の仮面を被るようになる。喋る時は陽気な笑い声のようなSEが流れる。
エルセン(Elsens)
各ゾーンで働いている、やや仕事中毒な感じの臆病な住人。多数いるが総じて「エルセン」と呼ぶ。
ヘルメットを着用したり白衣を来ていることもあるが、ほとんどの場合は白い顔にネクタイシャツを着た無個性な人間型の生物。
不安、怒りが高まると、首から黒い液体を噴出し、異形の手を持つ「バーント(Burnts)」という怪物に変化して敵対してしまう。
亡霊(Spectres)
敵達。ほとんどのゾーンに現れ、様々な姿かたちをしているが総じて「亡霊」と呼ばれている。
ハロウィンの落書きのようなオバケや動物のような形、かと思えば生首などのリアルな亡霊もいる。
バッターだけではなくエルセン達にも襲いかかるようだ。
デーダン(Dedan)
ゾーン1のガーディアン。裸体の上半身にコートを羽織り、大きな歯を剥き出している大男のような風格。
大変口汚く、エルセンを罵り、恐怖と暴力でゾーンを統治している。
亡霊たちが現れる理由はバッターにあると考えており、バッターと敵対する。
ヤフェト(Japhet)
ゾーン2のガーディアン。知的で読書好きな、千年を生きる火の鳥。
昔はゾーンの住人達にも愛情深く接していたが、ゾーンの創造主である自身への敬意、果ては存在をも忘れていく住人達に失望し、亡霊を解き放つ。
イーノック(Enoch)
ゾーン3のガーディアン。外見的には、ネクタイシャツを着た凄まじい巨漢で太った男。
巨大な工場を運営しており、そこではシュガーと呼ばれる物質が従業員に振舞われている。
ヴァレリー(Valerie)
(画像下の猫)
ジャッジが兄弟と呼ぶ相手。彼に違わず、猫の姿をしている。
ジャッジよりは良い歯並び。
スクレ/シュガー(Sucre/Sugar)
とある場所に存在する隠しボス。おかっぱ頭で、胸にバツ印が描かれている女性。
:-)
ヴェイダー・エローハ/クイーン(Vader Eloha/The Queen)
各ゾーンにガーディアンを配置した女性。世界そのものの支配者。
ヒューゴ(Hugo)
病弱そうな男の子。赤い部屋にいるようだが…。