概要
ペンタグラムと呼ばれる少女が通う、全寮制の魔法学園都市で「孤児院」と呼ばれている大樹の街。「アシュラム暦」という固有の年号を使用しており10272年という長い歴史を持つ。学園長はソロー。ペンタグラムは〈真の淑女〉を目指し、教養や礼儀作法を学んでいる。また「蟲」と呼ばれる怪物を退治する課外活動がある。アシュラムは外界と時間の流れが異なっており、アシュラムでの「1週間」は外界での「数秒」に値するらしい。
至書塔と呼ばれる建物には東西南北、過去未来、この惑星の全ての書が収められていると言われている。この世界の古今東西の書を収めている「白の書架」と、未来やこの世界のものではない書を収めている「黒の書架」にエリアが分けられている。
アシュラムには人間と関わってはいけないという学則が存在する。その為学園は人間には見えない「不可視の印」で守られており、学園にいる者はペンタグラムも含め全て精霊である。ただし、ペンタグラムは学園長の許可の下、48時間以内であれば「不可視の印」を所持した状態で買い出し等の理由に限り外界で活動する事が可能(アシュラム学則第四条2項より)。また、外界に出る際には敵対関係にある「騎士団」に見つからないように行動しなくてはならない。万が一見つかった場合彼らにアシュラムの位置を教えてしまう事となり、最悪の場合アシュラムへの帰還を断念するという事態になりかねない。
外界には「大瑛帝国」という国家が存在しており、全世界を支配下に置いている。
アシュラムの周辺の外界には帝国の首都「倫敦」があり、ビッグ・ベンやウェストミンスター宮殿、テムズ川といった実際のロンドンに実在する場所も存在している模様。貧富の格差が激しく地下には、貧民街が存在している。アシュラムは倫敦に存在する「界層の守人」が作り出したルールによって、長年場所を固定されていたが主人公達が界層の守人を倒したことによって解放され、界層縦断が可能となった。
他にも現実ではフランス領である巴里が、「大瑛帝国クランツ侯爵領」として存在する。
ペンタグラム
アシュラムに通う少女たちの総称であり、精霊。時には妖精と呼ばれる事も。アシュラムに通うペンタグラムは百を越える。
ペンタグラムにはそれぞれ「ギフト」と呼ばれる能力が天上さまから与えられ、意味合いは「才能」「与えられし役割」とのこと。