概要
ベンディとは対照的に天使をモチーフにしたキャラクター。人間の女性に近いデザインで、白い肌と羊の様な二本の角、右目の下にある泣き黒子、頭上に浮かぶ天使の輪が特徴的。手の指は各四本。黒いワンピースドレスと黒い靴を着用している。髪は黒のハーフアップ。胸に白い蝶ネクタイ、腰の後ろに白いリボンを着けている。
インクマシンによって生み出されたアリス
スージー・キャンベルの魂がインクマシンによって生み出されたアリス・エンジェルの等身大フィギュアに宿ったもの。
元となった人間に近い姿となったが、その一方で天使の輪は頭にめり込み、顔の半分は溶けたように崩れている。他にも、アニメでのアリスと違い、手足も黒一色で指の数は人間と同じく各五本。髪型はアニメのアリスと同じくハーフアップ。
反社会的な精神病質者であり、自らを完全な存在にするために必要とされているインクハート(インクモンスター達の心臓)を手に入れる為、同族であるはずのボリスやパイパー、フィッシャー、ストライカーらを全く躊躇せず大量虐殺している。狂信者のサミーとは別ベクトルのサイコキャラである。
なお、スージーだった頃の記憶は朧気にあるようで、サミーにお世辞を言われたことを覚えている模様。
その残虐さ故か仲間は一人も居らず完全に孤立しており、インクベンディをはじめ作中に登場するほぼ全てのキャラクターと敵対している。
スタジオ内の仕掛けを自由に操ったり、ボリスを触れずに連れ去ったりと、不思議な能力を持つ。
ヘンリーと行動を共にしていたボリスを捕まえ、殺した上でフランケンシュタインの怪物の様な異形に改造してヘンリーにけしかけるなど、暴虐の限りを尽くすが、最後はヘンリーに襲いかかろうとするも、アリソンに背後からマチェーテで胸を貫かれ死亡した。
アリソン(Alison)
声:Lauren Synger
もう一人のアリス・エンジェル。アリスの二代目声優であった女性アリソン・コナー(Alison Conner)の魂がインクマシンによって生み出されたアリス・エンジェルの等身大フィギュアに宿ったもの。スージーと違い、天使の輪は不可視な上にカートゥーンキャラクターらしさがあまり無い。手足も黒一色で、指の数は各五本。ブーツを履いている。髪型はポニーテールで、カチューシャを着けている。また、腰の後ろのリボンを着けていない代わりに工具を入れたポシェットを提げている。
トムと行動を共にし、マチェーテを持ち歩く。
ヘンリーからは見た目の通りアリスと呼ばれるが、人間だった頃の記憶を失っている模様。
インクベンディやアリス・エンジェル、サミー率いるサーチャーや迷い人の集団とは敵対している。
ヘンリーに襲い掛かったアリス・エンジェルを背後から刺殺し、トムと共にヘンリーを隠れ家に監禁する。
その後、隠れ家にインクベンディがやって来た際、トムに促されてヘンリーを見捨ててしまうが、後に合流し、行動を共にする。
因みに、人間だった頃はトムの妻で旧姓はペンドル(Pendle)。