「徐倫…あたしはあんたを守りたい」
概要
それまで機械のように生きていたフー・ファイターズは空条徐倫と出会い救われ、「生きるということは思い出を作ること」ということを知っていく。
「空条徐倫と農場で出会ってからは…その後のことは何でも覚えている……
刑務所の公衆電話の変なラクガキだとか、ベットの毛布やゴミのにおい、扉の開閉の音やトイレの音………
徐倫たちと世間話をし……足の指の形が変だといって笑った事…全て記憶している……
だが農場以前のことは……ただ命令に従い……理由の知らないまま…
ホワイトスネイクの「DISC」をひたすら守る……
それしか「記憶」にない……
あの場所で何年間も「DISC」を守り生活したはずなのに………ある記憶はそれだけだ、機械のような記憶――
生きるという事はきっと「思い出」を作る事なのだ……F・Fはそう悟っていた――
それを失うこと…それだけが怖い…」