用例
- Geographic Information System(地理情報システム)の略称。コンピュータ上で位置情報を含む情報を重ね合わせ分析・視覚化するシステムのこと。小難しく聞こえるが、平たく言ってしまえばさまざまな用途別の地図・絵地図を作れる大本のシステムであり、レイヤと呼ばれる面(線、または点)ファイルを基本地図上に搭載できる。
GISソフトはシェープファイル規格のものとしてArcGIS、Mapinfoなどがあり、いずれも数万、プロユースだと数十万と非常に高価だが、QGIS(旧名QuantumGIS)というフリーソフトとは思えない高性能ソフト(日本の一部大学機関も性能サポートしており、商用利用も可能)もあるので、興味があれば遊んでみてもいいだろう。ベースとなる基本地図はGoogle Mapや国土地理院地図も利用できるが、座標系(測地系)を把握していることが利用の大前提である(これを勘違いすると、とんでもない場所にレイヤが置かれてしまう)。
昨今基本で用いられているのはESRI社が開発したシェープファイルというファイル規格でありshp、shx、dbfの基本3セットが用いられ、dbf上にデータベースを格納できる。一方、Infomatix社が開発したbdsは堅牢性が高く、演算処理に優れる一方で、dbfのような並列データを設置することができない上、規格によって使用が制限できるので、一長一短といったところである。他にGoogle Mapが採用しているKMLなどの規格もある。
- 攻殻機動隊の英名、"Ghost in Shell"の頭文字を取ったもの。