「鍛錬はここまで、時間だ。」
プロフィール
中国出身の雇われフィクサーであるアイソは、フロー状態に入ることで敵の勢力を解体する。彼は周囲のエネルギーを防弾の守りとして再構築しながら、命を懸けた次の決闘へと向かう。
名前 | アイソ (Iso) |
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出身 | 中国 重慶市 |
種族 | レディアント |
技能 | 分子を利用した防弾の盾や、異次元空間の構築 |
性別 | 男性 |
役割 | デュエリスト |
声優 | 山下誠一郎 |
本名 | 李 兆宇 (リー ザオユー) |
スキル
- Skill1 - コンティンジェンシー / 1(400)
「弾を止める」
弾を防ぐ薄い壁を前方に流す。この壁に隠れて距離を詰めたり、一時的に射線を切るなどに使えるが、ショックダーツなどのスキル自体は通してしまう弱点もある。縦横にはさほど広くなく、カスケードのように止めることもできない。敵の弾丸だけでなくこちらの弾丸も防弾してしまうため、遮蔽物として設置することも有利を築くことにも乏しく、現状では目立った強みがない。
- Skill2 - アンダーカット / 2(200)
「敵を砕く!」
壁を貫通して進む分子ボルトを前方に放つ。これに触れた相手は「弱体化」状態になり、受けるダメージが倍になる。アイソの肝である撃ち合いを有利に進められる他、味方の援護にも使えるスキル。速度に優れるが、当てても対処自体はできてしまう。質より量を体現したマシンガン類と相性が良く、75ダメージを壁貫きで一方的に当てるだけで敵を安全な位置から始末できる。単独では微妙なものの、手軽に敵に弱体化を付与できるこのスキルはセットプレイにおいてとにかく便利に使える。
- Skill3 - タブルタップ / 1(無料)
「集中...」
フローゲージを貯め、分子ボルトによるシールドを纏う。シールドは如何なる攻撃も一度だけ防いで破壊される。シールドが破壊された跡もフローゲージが残っていれば効果こそないが持続し、敵をキルすると出現するオーブを取得すると新たなシールドとフローゲージを獲得する。オペレーターやショーストッパーに対して他の誰もできない方法で優位に立てる他、単に撃ち合い自体にも貢献し、その撃ち合いを制してさらにシールドを獲得できるなど、敵からしてみたら収集がつかなくなる程の脅威になる。弱点といえば、新たなシールドの獲得に少し手間がかかる点、本人の撃ち合い能力によって大きく性能が左右される点などがあるが、間違いなく味方をキャリーできる程のポテンシャルがある。
- ULT - キルコントラクト / 7pt
「手出しはいらない!」 / 「俺と勝負だ!」
縦長の長方形のラインを前方に展開し、最初にラインに触れた敵とお互いに「抑制」状態になり、一対一の決闘を行う。勝者は受けたダメージと残り弾数をリセットした状態で戻って来る。時間制限があり、限界まで達すると両者共に死ぬ。正々堂々にも思えるこのウルトだが、アイソ自身は「ダブルタップ」を持ち越しできる上にこちらには「コンティンジェンシー」が二枚展開されており、アイソにやや有利な条件で戦える。しかし、アンチスキルが多い弱点もあり、身体能力が強化された相手と戦うこともあれば、そもそもウルトを無駄撃ちした上に拘束されることもある。
性能・評価
分子を司るレディアントのアイソは、ひとえに「インチキ」と言われている。同じくサブデュエリストで最も用いられるレイナと比較すると、敵の視界を奪うブラインドがこちらになく、回復や逃げの手段もないと、ややアイソが不利に見えるが、1vs1の状況を想定すると、こちらはアンダーカット、ダブルタップ、一方あちらはリーアのみと、撃ち合いに大きく関与するスキルの数ではこちらが上回っている。1vs1の状況に限定して見てみるとレイナに勝っている部分もある。他にもダブルタップでオペレーターに強く出れる点など、アイソならではの長所こそあるが、継戦能力の高さや、味方に害がないフラッシュなど、単純な戦闘能力ではレイナが上回っているものの、本来ならば死んでいたはずのヘッドショットや、オペレーターの一撃を耐えられる点など、アイソにしかできない動きもある。パフォーマンスが出ればさらに強いレイナ、パフォーマンスを出せるアイソ、どちらを選ぶかはプレイヤーの好みに委ねられる。
アイソの弱点の一つにエントリー性能が貧弱なことが挙げられる。ダブルタップを起動し、コンティンジェンシーでフェニックスやネオンのように射線を切りつつ全員で入る。というのが初期想定だと考えられるが、フェニックスはフラッシュ、ネオンはスライディングと、相手に「仕掛ける」スキルを持っているのに対し、こちらはアンダーカットとダブルタップで撃ち合い、敵を倒してエリアを広げることに特化している。ただし、コンティンジェンシーが来たからといって圧力がかかるわけではないし、瞬間的に移動できるわけでもないし、フラッシュもない。というのは前線を張るデュエリストとしてはやはり心もとない。メインデュエリストとしての起用は厳しい。
レイナでさえ最大体力は150なのに、ダブルタップで150+αの体力を持つアイソと対面するのはかなり不利。タイマン性能において最強クラスのアイソは敵を倒し、+αを獲得することで何度も有利な状況で敵を倒し、壊滅に追い込む。撃ち合いに自信があるプレイヤーが使うといよいよ手に負えなくなる。
性格・人間関係
戦場での集中力が高く、自身も味方も律する好青年。音楽を聞くのが趣味で、戦闘中も常にイヤホンで音楽を聞いている。好きなスポーツは水泳。流石にイヤホンは外す。
オーメンとの関係
元「サイオンズ・オブ・アワーグラス」所属の凄腕暗殺者だったオーメンは、アイソからみて先輩にあたる。契約を結べば最後、ターゲットの命は確実に消えるという噂をアイソは耳にしており、尊敬の念を抱いている。
デッドロックとの関係
自身と同じ戦闘のエキスパートであるデッドロックとは任務だけでなく、プライベートでも本を貸し借りしあうほど仲が良い。
セージとの関係
同じく中国人でVALORANTプロトコル上位にいるセージを先輩として尊敬している。
ストーリー
砂時計をロゴに採用した組織「サイオンズ・オブ・アワーグラス」所属の元雇われ暗殺者。別名「防弾の魔術師 / 死のライラック」
サンセット付近にいたキングダムの研究者一行を全員殺害し、上層部からの次の指令でかつてアワーグラスに所属していた暗殺者、オーメンの暗殺のために動いていた。同時期、VALORANTプロトコルはサンセット付近のキングダムのチームが壊滅したことを受け、調査し、実行者を探していた。
結果、アイソは簡単に特定され「VALORANTプロトコルに所属するからアワーグラスの手先から保護してほしい」と申し出て、VALORANTプロトコルに所属する。VALORANTプロトコルは特定が容易で、経歴がクリーンすぎるため、アイソに疑念を向けていた。
アイソの真の目的はVALORANTプロトコルに潜入し、オーメンを暗殺すること。このことにサイファー以外は気づいておらず、当のサイファーもアイソを見ているのみで、オーメンの命は完全にアイソの選択に委ねられていた。
某日、入口を背に向け、部屋で一人盆栽に集中するオーメンの姿があった。入口越しに後頭部に銃口を向けるアイソ、それを傍で見ているサイファー。銃のリボルバーを回し...その銃の引き金が引かれることはなかった。
自己の利益を最優先に考えるアワーグラス、フレンドリーで親しみやすいVALORANTプロトコル、両方に所属した今、どちらの味方をするかなどと、考えてみれば一択だったのだ。
結果として完全にVALORANTプロトコルに寝返ったアイソは真にVALORANTプロトコルのメンバーとして他のメンバーと親睦を深めていく。アイソもオーメンのように、アワーグラスに狙われる身になっても、もはや彼らの前に敵などいない。
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余談
- 彼を一言で表せば「反逆者」。彼のテーマソング「Renegade」も反逆者を意味する単語であり、プレイヤーカードの「反転する砂時計」も彼がアワーグラスに背いたことを暗に示している。
- 彼が「死のライラック」と呼ばれるのは、死ぬ前に見える紫色の光に由来する。この死ぬ前に見える光はアルティメット「キルコントラクト」のことである。
- 「ダブルタップ」はVALORANT屈指のインチキスキルと名高く、ショーストッパーやツール・ド・フォースなどのアルティメットに対してめっぽう強く、実装から今も「おもんない」と言われている。