概要
KONAMIより2002年9月に発売された、漫画・アニメ『テニスの王子様』を原作としたシミュレーションゲーム。対応はプレイステーション。
オリジナルキャラクターの男子生徒あるいは女子生徒を主人公とした、部活シミュレーションゲームである。
ゲームシステム
プレイヤーは部活・勉強・料理・休息のコマンドから1週間の予定を決め、パラメータをあげつつ中学1年生の4月から9月までの半年間を過ごすこととなる。これらのコマンドは、休息以外は体調の数値を削りながら行い、体調が低くなりすぎると風邪をひいて1週間何も出来なくなることもある。
体調以外のパラメータはプレイヤーの好みで上げることとなるが、期末試験や料理当番のイベントで学力や料理の数値が低いと補習や食中りイベントが発生してしまうため、プレイヤーには如何にバランスよくかつ効率的にパラメータを上げるかが要求される。
このゲームの特徴として、「青春学園のレギュラー陣を攻略対象キャラとして、親密度を上げることが出来る」というものがある。ただし、イベント自体は主人公の性別に関係なく起きるものばかりなので、恋愛要素は薄い(多少セリフ等に違いはあるが)。
また、本作には、「必殺技を、ほぼ必ずといっていいほど返球出来ない」という特徴がある(すなわち、「『必殺技を使う(使われる)』=『使った側に必ずポイントが入る』という構図ができている」)。よって、ゲーム開始当初は主人公は必殺技を持っていないため、対戦相手が必殺技を使ってこないように祈りつつ、得点を稼ぐという戦法をとらざるを得なくなる。
余談
このゲームの最後の試合は主人公が3年生の在籍期間中、すなわち全国大会まで青学レギュラーでい続けられるかによって変わってくる。
主人公がレギュラー落ちしなかった場合
全国大会決勝の黒鳳学園との試合がゲーム中最後の試合になる。
主人公がレギュラー落ちした場合
全国大会は見学(応援)となり、3年生の引退後、レギュラーに復帰して臨む、新人戦決勝の聖ルドルフとの試合が最後の試合となる。
なお、桃城・海堂・リョーマを攻略する場合は、新人戦までゲームをプレイする方が親密度を上げるイベント数が増える分、有利となる。そのため、彼ら3人を攻略対象とする場合は、あえてレギュラー落ちするのも一つの手となる。