概要
カルディオピュラクスとは、胸当て状の防具である。プレートにベルト状のものを繋いで身につけて胸部を守るという簡素な構造をしている。
古代ローマの剣闘士のうち「挑戦闘士(プローウォカートル)」の者が身につけていた。
古代ローマの剣闘士は体格などにより種類が分けられ、種類によって武器・防具が定められていた。
動きやすく、また、あえて弱点を作るために防具は全身を覆わない軽装が多かったようだ。
そうして剣闘士の種類によって戦闘スタイル・長所・短所がはっきり分かれるようになっており、そこから生まれる駆け引きを民衆は楽しんだという。