概要
光嶺高校三年の1人で異名は「恐竜」。派閥を率いることが多い三年の中では、珍しく派閥を嫌っており、付き従う下級生も六田のみ。
人物
大柄な体格と穏やかな口調が特徴であり、クセの強い三年の中では比較的常識な性格でもある。趣味は釣りで、普段は釣堀にいることが多い。派閥嫌いの性格ゆえに、北条のことは一目置いており、いつかゆっくり話をしてみたいとも語っていた。
六田とは、自身がたこ焼き屋で働いていたところをヤクザに因縁をつけられて店を荒らされ、片付けを手伝ってもらった時に知り合う。後に六田がそのヤクザたちに捕まった時に単身で事務所に乗り込んだことで現在の関係となる。
かつては多くの仲間に慕われており、童門とは中学時代からのライバル。光嶺入学後は自身についてきてくれる仲間のためにも頂点を目指し、二年の頃は当時の最大派閥・井賀派の幹部として他派閥の三年の長・西園寺を撃破して三年超えの偉業を成し遂げており、将来の光嶺トップを確実視されていた。
しかし、強すぎる力の持ち主だった故に他派閥から報復を受け、それによって自身を慕ってくれていた仲間たちは全員退学に追い込まれてしまった。そのため、童門からは「光嶺から愛されなかった」と評されており、以降は完全に失脚して仲間を作ることも拒否して勢力争いから外れた立場にいたが、それでも奥底では光嶺の頂点に対する野心を捨てていない。
戦闘スタイルは見た目に反して技巧派であり、高速のワンツーパンチを武器とする。その速さは、一度の攻撃で2人を吹っ飛ばすように見えるほどで、童門すら防げないほど。本人曰く、「自分は不器用だから一つの技しか極められなかった」とのこと。また、普段はワイシャツを少しゆったりと着ているが、ここ一番の場面では(三年超えや光嶺最強決定戦など)ではベストを着用してネクタイもきっちり締め、コートを羽織ることもある。