ウチ(光嶺)に来て善悪でモノを語ろうってなら.. ウチで生きてく資格はねえよ.... ウチにあるのは 強弱だけだ
概要
光嶺高校3年生。当校における最強の男にして、最大派閥・樋口派のリーダー。通称「(光嶺の)帝王」。下の名前は謎。
ゴーグル付きのフードで目元を隠しているが、サングラスを掛けることもある。
戦闘力・統率力ともにずば抜けており、「右ハイキック」が特技。その威力は、OBの甲斐先輩に「人なんて簡単に死ぬぜ」と言わしめるほどの一撃必殺を誇る。
基本的に小物は相手にしない主義。しかし、自らが認めた相手には、「おまえ 自慢していいぜ」と投げかけてから制裁を加える。
光嶺の現在の顔役として「派閥を持つことの重み」を要点に置いており、意地を張ってでも光嶺の看板とメンツを守ることに命を懸けて戦う。
転入して間もない朝桐真之輔に何かを感じて制裁を加えるが、直後に奥歯を折られる。それ以降、朝桐の行く末を見届けることになる。
劇中で愛飲している煙草の銘柄はチェリー(作者談)。※未成年者の喫煙は法律で禁じられております。
過去に派閥を率いて北条をリンチし、彼が消息を絶つ原因を作ったとして柾木千春からは敵視されていたが、その背景には深い秘密があった。
来歴
中学時代は川地謙隆と親友だったが、川地は楷統高校へ進学し、樋口自身は光嶺高校へと進学して以降、川地とは音信不通となる。光嶺で過ごすうちに「光嶺の掟」を叩き込まれ、やがて二年生になった頃に当時の最大派閥・綾瀬ユーサクの傘下に吉岡と共に身を置き、彼とコンビを組んでいた。
また、川地を筆頭とする楷統の生徒たちとの抗争では、北条が光嶺に弓を引き、楷統に味方したことから、樋口自身は「光嶺の掟」に倣い、吉岡と共に派閥を率いて北条および楷統を殲滅した。それを前後してユーサク本人が現れ、彼の意思を読んだ樋口は、川地にある条件を掲示する。
それは、「川地が北条に止めを刺せば、川地を含めた楷統の生徒は見逃す」というものだった。
それに動揺する川地。「北条個人との友情」と、「楷統の生徒との信頼関係」を天秤にかけられ、葛藤の末に楷統を救うことを選んだのだった……。
これによって、樋口自身は光嶺の看板を守り、川地は楷統の生徒を救ったが、北条はすべてを失ってしまい、以降、消息を絶ってしまったのである。
そこに駆け付けた柾木と砂原だが、砂原はそれを部分的にしか見ていなかったため、「やっぱり一匹狼より数の暴力じゃねーか!」と信頼していた北条に裏切られたと思い、砂原は光嶺入学を前後して樋口の傘下に、柾木は一匹狼になり、朝桐と出会うまでは袂を分かつことになった。