概要
『月の満ち欠け』は、佐藤正午の長編小説。生まれ変わりを題材に、時空を超えた男女の究極の愛を描く。
2017年に岩波書店から刊行。2022年9月時点で、累計発行部数は56万部超を記録。
2022年に映画化。主演は大泉洋。
登場人物
- 小山内堅(演:大泉洋)
青森県八戸市出身・在住。60代。宮城県仙台市に住んでいた15年前に妻と娘を交通事故で亡くす。
- 小山内梢(演:柴咲コウ)
小山内堅の妻。八戸市出身。旧姓は藤宮。15年前に娘の瑠璃と共に44歳で交通事故死する。
- 小山内瑠璃(演:菊池日菜子)
堅と梢の娘。不慮の事故でこの世を去る。
- 正木瑠璃(演:有村架純)
三角哲彦が東京に住んでいた34年前(映画では19年前に変更)の大学生時代に恋に落ちた人妻。地下鉄の電車に轢かれて27歳で交通事故死する。
大手ゼネコンの本社総務部長。50代。(映画では30代後半~40代に変更)八戸市出身。姉が中学・高校時代に小山内梢の友人だった。大学時代、正木瑠璃と恋に落ちる。