『戦国無双3』からプレイアブルキャラクターとなった。
CV:石川英郎
概要
安芸の戦国大名・毛利家の前当主。一人称は「私(わたし)」。
表上では死んだ事にして、隠居後は歴史家の卵として穏やかな余生を過ごしていた。
しかし織田勢の中国進出によって致し方なく表舞台に戻されることに。
領土や毛利家の繁栄を大切にしたことを元に創作されており、
性格は温厚で、孫の毛利輝元等、毛利家家臣等からは「大殿」と呼び慕われている。
容姿・性格・行動理念は『銀河英雄伝説』の登場キャラクター、ヤン・ウェンリーを元ネタとしているらしく同作品のパロディともとれるシナリオ展開や台詞が多い。
衣装は毛利軍のシンボルカラーである「オレンジに紺」を基調に「軍服」と「矢羽」をモチーフとしたデザイン。毛利家の家紋「一文字三つ星」紋をアレンジした刺繍も目立つ。
武器は「三本の矢」の逸話に準えた手甲「矢手甲」に装着されたクロスボウを使用する。
多くの攻撃で矢を放ち、攻撃範囲と速度は全武将トップクラスの所謂チートキャラである。
戦国無双3のシナリオ上では、立花宗茂・立花誾千代夫婦や黒田官兵衛、竹中半兵衛の両兵衛と深く係わり、時には結束し絆を結ぶ。
戦国無双4では晴れて三男の小早川隆景が参戦し、それに伴い黒髪が白髪になるなどデザインが一新された。中国の章では彼とともに地方大名や両兵衛を相手に知略合戦を展開する。
余談
- 『戦国無双3』の個別OPシーンで「大殿」のフレーズが「大トロ」と聞こえる為、一部ファンから親しみを込めて「大トロ」と呼ばれている。
- 博識で特に歴史への造詣は深いが、あまりにも冗長な文才により、彼の執筆した書物を読んだ誾千代から「歴史家となる夢は捨てよ」と散々な評価を下された。
- …のだが、戦国無双Chronicleではイベント『毛利先生の桶狭間解説』で*桶狭間の戦いの斬新な説を長々と語ったり、ミッション全てが戦国クイズの『毛利元就の変』という外伝シナリオがあったりするなど、誾千代から指摘されたことについてはこれっぽっちも自重する気は無いらしい。
- さらに、その文才が原因で息子の隆景にかなり深刻な影響が…
- 勝利時には「太陽に勝利を感謝しよう、月でもいいけど」という台詞がある。これは「三本の矢」の元ネタである「三子教訓状」の「御三人之事も、毎朝是を御行候へかしと存候、日月いつれも同前たるへく候哉」(三人とも毎朝念仏を欠かしちゃダメだよ、まあ念仏を唱える相手は太陽でも月でもいいけど)からきている。同じ三子教訓状にある「毎朝多分呪候、此儀者、朝日をおかみ申候て、念仏十篇つゝとなへ候者」(毎朝朝日を拝みながら念仏を十回唱えていた)というのが「戦国BASARA」シリーズの元就が日輪信仰である由来と思われるが、見ての通り史実の元就はあくまで仏教徒としてこれを行っており、日輪信仰をしていたわけでない。無双も史実に倣い日輪信仰の要素はない。
- ゲーム中、自身が様々な謀略を巡らせたことから「後世において冷酷無比の謀将と描かれるのではないか」と嘆くシーンがある。……冷酷無比の謀将毛利元就、はて、どこかにそんなキャラがいたような。
ファンの評価
公式発表当初はその一見地味なデザインに多くの無双ファンが騒然とし、癖のある髪型と斜めに被った侍烏帽子のシルエットから「ウ〓コ」と呼ぶファンまで出現していた。
しかし、発売後は普段は昼提灯だけど、意外と切れ者属性に魅了されるファンが続出し意外な人気が巻き起こる事となった。
前評判を大きく覆したダークホースとも言える存在のキャラクターであろう。
前述の通りのあだ名「大トロ」の他、敬称の「元就公」と呼ばれる事も多く
作中での好々爺な印象からpixiv内では癒し系キャラとしての位置を確立している。
関連イラスト
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立花宗茂(戦国無双) 立花誾千代(戦国無双) 小早川隆景(戦国無双)