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アストラナガン

あすとらながん

アストラナガンとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するバンプレストオリジナルメカ。

概要

初出は『スーパーロボット大戦α』。

地球側の識別コードはAGX-15「ブラック・エンジェル」。

イングラム・プリスケンが、ゼ・バルマリィ帝国、地球、ラ・ギアス、バイストン・ウェルの技術を結集して作り上げたもの。

αシリーズとOGDW以外では登場しないが、これについては公式で言及されていない。

メカニックデザインは杉浦俊朗

主動力源は量子波動エンジン、装甲材質はズフィルード・クリスタルが使われ、平行世界からエネルギーを取り出せる特殊機関ティプラー・シリンダーを搭載している。

それにより、空間移動、平行世界への転移、タイムトラベルまでもが可能。

シュウ・シラカワ曰く、結果として似たような性能を持つグランゾンネオ・グランゾン)と1対1で戦えば因果律が捻じ曲がり、宇宙が崩壊するらしい。

(α for DCでネオ・グランゾンとの対決が実現したが、宇宙が崩壊するまでには至っていない。)

なお、「アストラナガン」の名前はスペインの銃器メーカー「アストラ」とソビエト(ロシア)の銃器メーカー「モシン・ナガン」の名前を組み合わせたもの(イングラム関連のキャラクター・メカニックのネーミングは銃器縛りである)。

スーパーロボット大戦α外伝

損傷が激しくほとんど原型をとどめていない状態で未来世界に漂着。アウルゲルミルに取り込まれ、マシンセルによって機体の一部と時空間跳躍機能を修復した。本作では終始一貫してアストラナガンを「ブラックボックス」と呼ばれていたため、アウルゲルミルの戦闘アニメで初めてその正体が明かされる。

第3次スーパーロボット大戦α

クォヴレー編プロローグでクロスゲートから登場。アウルゲルミルに組み込まれた事で得た触手を用い、ヴァルク・ベンと融合、ベルグバウに変異した。

スペック

分類:人型機動兵器

全高:40.7m

重量:187.9t

動力:量子波動エンジン

補助動力:ティプラー・シリンダー

補助MMI:T-LINKシステム

装甲:ズフィルード・クリスタル、マシンセル(α外伝以降)

開発者:イングラム・プリスケン

所属:帝国監察軍第7艦隊→イングラム個人所有→SDF艦隊→(αナンバーズ)

武装

フォトン・バルカン

所謂頭部バルカン砲。

Z・Oソード

近接戦用武装。SRXのものと同様、ゾル・オリハルコニウムの刃身を念動力によって形成する。

アトラクター・シャワー

重力散弾を広範囲に発射するMAP兵器。

T-LINKフェザー

翼部から放出されているエネルギーを念動フィールドにて羽状に固定し、目標に向かって一斉に射出する。

ガン・ファミリア

イングラムのダミー・ファミリアが融合した、リボルバー型の遠隔誘導兵器。サイバスターのハイ・ファミリアを一部参考にしている。

必殺技

アキシオン・キャノン

宇宙に漂うダークマターの構成物質であるアキシオンを目標にぶつけ、ブラックホール並の超重力空間へのワームホールを発生させて敵を叩き落とす。

インフィニティ・シリンダー

ティプラー・シリンダーを利用した究極の時空間兵器。10個の中性子星を位相調整によって目標物周囲に召喚、それらを超高速で回転させ時間逆行を引き起こし、目標物の時間を逆行させることで目標物が存在する前の状態に戻し、「最初から存在しなかった」ことにしてしまう。

存在そのものを虚無へと消し去る、まさに究極の兵器である。

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